<グアム>米軍、ミサイル防衛システム「アイアンドーム」をグアムに配備
米軍の「アイアンドーム防衛システム」の1つがアンダーセン空軍基地に配備されていることを、軍が木曜日に発表しました。
ミサイル防衛配備に必要な人員はグアムに到着していますが、人数は公表されていません。
軍のマリアナ諸島統合地域によると、一時的な配備は10月中旬から12月中旬にかけて行われる予定です。
この配備は複数の場所で実施され、アプラ港、海兵隊基地キャンプ・ブレイズ、アンダーセンで機材が見られる可能性があるとのことです。
マリアナ諸島統合地域司令官のベンジャミン・ニコルソン少将は、「今回の実験的展開は、戦域における点防御システムの能力をテストし、既存のシステムと比較してその性能を評価し、将来の使用方法を決定するための非常に大きな機会です。強力なミサイル防衛能力は、我々の防衛態勢を大幅に改善し、この地域の人々と重要な資産を守ることになるでしょう」
軍によると、グアム政府とグアム在住の軍の指導者は、第94陸軍航空・ミサイル防衛司令部および第38防空砲兵旅団と協力して、陸軍の「アイアンドーム防衛システム」の1つをアンダーセン空軍基地に一時的に配備することを支援しているといいます。
ルー・レオン・ゲレロ知事は、軍との共同声明を発表し、支持を表明しました。
「アイアンドームシステムのグアムへの一時的な配備を全面的に支持します。この地域にミサイル防衛を追加することは、現在の終末高高度地域防衛システム(THAAD)に新たな防衛手段を提供することで、国家の安全保障を強化することになります」と述べています。グアム州兵は現在、THAADサイトの警備を4交代で担当しています。ミサイル防衛能力の恒久化は、国防総省と協力して、より安全な国土を確保するために行われた地元の投資を継続することになります」
今回の配備は、最近、北朝鮮がミサイル実験を再開したことを受けたものです。
「自由で開かれたインド太平洋地域が世界的に最も重要な時に、グアムの住民が安全で豊かな故郷を持つことは、地元にとっても同様に重要です。我々は、国防総省のパートナーである “ワン・グアム”として、国民の自由と安全を確保するための継続的な活動を期待しています」と知事は述べています。
この配備の一環として、グアムの住民は、今後数週間のうちに、グアムの車道で、さらに多くの軍用車両の動きを目にすることができます。
また、テキサス州フォートブリスからの兵士と装備もこの配備の一部となります。