<グアム>タモンで有罪判決を受けた窃盗犯が控訴を断念
2019年にタモンで起きた強盗事件で懲役10年の判決を受けた男が、グアム最高裁で上告を棄却されました。
第2級重罪として強盗と窃盗で有罪となったマイケル・アンソニー・リビー被告は、下級裁判所が新しい弁護士の要請を拒否したことで、弁護士の有効な援助を受ける権利を侵害したと主張しました。彼は、上級裁判所が証人への尋問と、彼が不適切であると主張する、ある発言によって、彼から公正な裁判を奪ったとしています。
リビー被告は、彼の弁護士は彼の事件に対する関心が薄かったと主張しました。
しかしながら、判事たちは、リビー被告の要求を拒否した下級裁判所の裁量を逸脱したものではないとの判決を下しました。
「最後に、記録は有罪の圧倒的な証拠を示しており、リビー被告は控訴しても異議を唱えない」と、判事たちは彼の有罪判決を肯定する意見で述べています。
有罪判決
2020年3月、陪審員はリビー被告を強盗罪と窃盗罪(いずれも第2級重罪)で有罪としました。
リビー被告は2019年6月、ある男性のタモン宅に侵入しました。裁判資料によると、家の所有者は、自宅の1階から物音がして、リビー被告がキッチン後部の窓を閉めるのを見たと警察に話しました。
男性はリビー被告に怒鳴り、リビー被告は逃げ出し、隣接する住宅をつなぐ擁壁に沿って走りました。
男性はリビー被告に追いついて抱きつき、リビー被告は男性に、別の人物が男性の家にいて妻を傷つける可能性があるので家に帰るよう説得したと、裁判所文書に記されています。
男性は警察に、リビー被告が嘘をついていることは知っていると話し、警察はリビー被告から宝石や道具を押収しました。リビー被告は警察に、宝石を妻に渡すつもりだったと話しました。