ウェッブサイトで出産場所としてNMIを宣伝

２つのウェッブサイトが、$15,000 から$40,000の費用で、子供の米国籍取得を目的とするサイパンでの出産サービスを、日本人、中国人に宣伝しています。

saipanbaby.comとbabysaipan.comは共に、コモンウェルスで出産させる理由として、出生権市民権と第14番目の修正を掲げています。

Babysaipan.comは米国籍で出産させる９つの理由を挙げています。その理由には、子供が21歳になったときに両親は国籍を取得できる；小中学校無料教育；カレッジ教育費の低費用；ビザによるほとんどの国への旅行が可能；年金と医療保険などが上げられています。

ウェッブサイトbabysaipan.comに載っていた電話番号で答えている女性は、英語が話せないと言っていました。Yang Babyの他、多数の「中国人コンサルタント」がウェッブサイトに掲載されており、費用、米国、あるいは、カナダでの出産を援助するとされています。

Yang Babyのウェッブサイトに掲載された電話に答えたジェーンと名乗った女性は、米本土に住む中国人女性で、彼女の友人宅に住む女性であると言いました。いくつかのファミリーが米国に二人以上の子供を持っていると言っていました。

もし、彼女が出生権市民権の特典を得た場合について訊ねると、子供は米国の出生証明と受けることができ、母親は同様の特典はないと言いました。

babysaipan.comの数多い質問に、妊娠中のイミグレーション通過はどのように扱うかについての「詳細は説明する」としました。

3ヶ月の滞在に、Babysaipan.comは、メイド・サービス、１日３食付、エアコン、ベッド、電話・インターネットサービスを備えたデラックス・ルームを提供しています。ラグジュアリー・ルームには、メイド・サービス、1日３食付、ベッド、LCDテレビ、エアコン、インターネット、無線電話、ベビーベッドが含まれています。ウェッブ・サイトには料金が掲載されていませんでしたが、それは病院費用、航空運賃、複雑な人件費ではありません。

Saipanbaby.comは60日の同様なサービスを提供しており、費用は$15,000から $40,000.の幅で設定されています。Eメールの質問を、サイトに用意されたアドレスに送りましたが、まだ回答は送られてきていません。

CNMIのイミグレーション部のメルヴィン・グレイ部長は、CNMIで出産する女性へのサービスを提供することの実行はかなり一般的であるが、第14回修正の下、コモンウェルスあるいは合衆国イミグレーション職員が出来ることは何もないとしています。

「それは違法ではない。全体的なことです」と彼は述べ「たとえ合衆国本土でも問題である」

同氏によると、米国のイミグレーション職員は時として妊娠中の女性に、彼らの入国の意思があること、滞在費用の支払いが可能であるか調べますが、女性が証明を示せば、彼らは合法的に入国ができるとのことです。

「米国イミグレーション職員は、女性が友人を訪問しているだけで長くはないと言えば、何かを行うことは困難である」とグレイ氏は述べ、CNMIイミグレーション職員は、妊婦に、なぜコモンウェルスにきているかは訊ねないとしています。

「我々は全てのエリアに入ることを望まない」とする同氏は「我々は女性に負担はかけたくない」と述べ、更に、この負担は早産、あるいは、他の合併症を引き起こすかもしれないとしています。

グレイ氏は、イミグレーション課がこのサービスを提供するビジネスに関わる他の問題を調べていると述べました。

「別の面で調べる問題がある：許可なしでビジネスを行っている人物であるか？」と同氏。

コモンウェルス・ヘルス・センターCHCの顧問弁護士、アレックス・ゴーマン検事補は、人々が出産のために女性をサイパンに連れてきていることは知っているが、ウェッブサイトで広告を行っていることは知らなかったと述べました。

saipanbaby.comのウェッブサイトにはCHCの2枚の写真がありますが、ゴーマン氏は、CHCとDPHは関わっていないし、実行も許可していないと言っています。

「私は、CHCがこれらの写真を使用する権限を与えていなかったと明確に言えます」と彼はEメールで述べ、「私はDPH/CHCの選択肢をマネージメントと話し合う。私はウェブサイトを取り締まるのは用意ではないと思う。不可能に近い。特にこれらは外国の司法権にある」としています。

韓国人女性に出産を宣伝しているグアムのふたつの同様のウェブサイトは先週閉鎖されました。