フィッチがカジノ投資家のインペリアル・パシフィックを格下げ評価

マカオ（GGRAsia） － サイパンのパシフィックアイランド・カジノプロジェクトの後援事業体は、フィッチ・レーティングス社によってその発行者債務不履行格付けが、２０１６年９月に格付けの割り当てが予想される「B（EXP）」から「CCC」に格下げされました。

香港で上場されたインペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス社の新しい最終査定は、フィッチの企業ウェブサイトで特集された信用度の定義によれば、信用格付け会社がこの事業体は「債務不履行が現実化する可能性」があり、「大きな信用リスク」に直面していると考えているとことを意味します。

この査定は長期の外貨発行者としてのインペリアル・パシフィックのステータスに関連するものです。

フィッチは同じくカジノ・リゾート投資家の提案された米ドルの上位担保付き手形銘柄発行を「BB-(EXP)」から予想される「B-(EXP)」格付けに格下げしました。「B」カテゴリー評価は、投資が「大いに投機的である」、そして、フィッチの定義によれば、「本質的なクレジット危険が存在している」ことを示します。回収評価は「RR2」のままです。

水曜日のプレスリリースでフィッチは、「最終格付けの格下げはサイパンでライセンスを与えられたジャンケット・オペレーターの欠如のために顧客のクレジット・リスクを負う、顧客への立て替え資金を供給する会社の必要を反映しています」と話しました。

「これまでのところ、１つのジャンケットしかサイパンのコモンウェルス・カジノ委員会によって認可されていません」とその記者会見でフィッチは地元のゲーム規制当局に言及して、付け加えました。

「したがって、IPI ［インペリアル・パシフィック］は、保証人によって部分的に支援を受けているVIP顧客にIPIが直接クレジットを与えるという状態で、第三者イントロダクションと内部マーケティングを通してそのVIPビジネスを経営してきています。フィッチはIPIの日計売掛がこれまでの６カ月で強力なVIPローリング・チップ・ボリュームから判断して１００日を大きく越えて拡大していると考えている」と格付け会社はさらに明記しています。