＜サイパン＞裁判所、債務整理のためにIPI資産の売却を承認

米国NMI地方裁判所は、500万ドル以上の価値がある他の2つの訴訟の債務を解決するために、インペリアル・パシフィック・インターナショナル（CNMI）LLCの資産をさらに競売にかけることを承認しました。

この1週間の間に、米国NMI地区連邦地方裁判所は、3つの訴訟の3人の原告に有利な執行文の発行を命じました。この執行令状により、各訴訟の原告は、それぞれの判決を満たすために、IPIが所有する車両やカジノゲーム機などのIPIの資産を競売にかけることができるようになりました。

昨日、NMI地方裁判所のラモナ・V・マングローニャ裁判長は、労働違反でIPIを訴えている7人の建設作業員のために、修正判決に記載されている540万ドル全額の執行文を発行するよう裁判所書記官に命じました。

一方、先週の火曜日、マングローニャ判事は、金額にして44万3900ドル50セントのIPI社の資産売却を可能にするため、ピン・シュン社に有利な執行文の発行も命じました。

それに先立つ7月9日、マングローニャ判事は裁判所書記官に対し、残りの判決額である219万8,405.56ドルを満たすためにUSAファンター社を支持する執行文を発行するようにも命じています。

7人の労働者のケースでは、原告はニューヨーク在住の弁護士アーロン・ハレグア氏を介して、今月初めにIPIの個人資産に対する5,430,595.58ドルの執行令状の申請を行いました。

この申請書の中でハレグア氏は、判決を満たすために労働者が競売にかける可能性のある資産として、コンピューター・ハードウェア、家具・設備、自動車、カジノゲーム機、IPIのクリスタル・ドラゴン2体などを挙げています。さらに、原告は、その他の非免除の個人資産も競売にかけたいと考えています。

2020年12月9日付のIPIの元財務部長であるフランシス・マフナス氏の申告書では、IPIのコンピュータ・ハードウェアは692,404.47ドル、家具・設備は2,348,230.40ドル、IPIの自動車は合わせて1,347,547.03ドル、カジノ・ゲーミング・マシンは7,042,321.91ドルの価値があると推定されています。

去る5月26日、マングローニャ判事は、7人の労働者に有利な5,430,595.58ドルと判決後の利息および弁護士費用をIPI社に支払う不履行判決を下しました。

現在までに、IPI社は原告に一度も支払いを行っていません。

https://www.saipantribune.com/index.php/court-oks-sale-of-more-ipi-assets-to-settle-debts/