＜サイパン＞知事に対する訴訟でグアム判事が就任
アレクサンドロ・カストロ最高裁長官は、火曜日、公職追放、窃盗、侮辱の罪に問われているラルフDLGトレス知事に対して検事総長室が起こした刑事裁判の臨時判事として、グアム高等裁判所のアルベルト E. トレンティーノ判事を任命しました。
CNMIのロベルト・C・ナラハ裁判長および地元の高等裁判所の4人の準裁判官は、この訴訟から身を引いています。
ナラハ裁判長は、CNMI憲法第4条第9項の権限に基づき、「裁判所の業務を迅速かつ効率的に処理するため」裁判長は臨時裁判官を指名することができると述べました。
同裁判長は、トレンティーノ判事をこの問題の臨時判事として任命すると述べました。
また、裁判長は、臨時裁判官を不適格とする合理的な理由が存在すると考える場合、当事者に命令の日から10日以内に不適格とする申し立てを行うよう指示しました。
この動議は、そのような不適格の理由を具体的に述べなければならないと裁判長は付け加えました。
「資格剥奪の動議が認められない限り、臨時判事アルベルト・E・トレンティーノ氏は、この件に関して全権を有し、任命に伴う任務と権限を遂行するものとする」とナラハ裁判長は述べました。
グアム州知事ルー・レオン・ゲレロ氏の任命者であるトレンティーの判事は、2021年9月10日に就任しました。現在の任期は2029年1月31日までです。
同判事はサンフランシスコ大学で学士号を取得し、マクジョージ・スクール・オブ・ローで法学博士号を取得しました。
グアム高等裁判所の元司法判事で、グアム検事総長事務所で首席副検事総長を務めました。
呼出状
トレス知事に対し、2022年4月18日（月）午前9時に高等裁判所へ出頭するよう、罰則付き呼出状が指示されています。
知事に対する刑事訴訟では、知事自身および／またはファーストレディのダイアン・T・トレス夫人のビジネスクラス、ファーストクラス、その他のプレミアムクラスの航空券の発行に関する公職における不正行為12件および窃盗1件が申し立てられています。
また、下院委員会の召喚状に従って出頭しなかったことに対する侮辱罪1件も申し立てられています。
知事に対するこれらの容疑は、2022年1月12日に下院が15対4（棄権1）で可決した弾劾訴追の条文に記載されているものです。知事はこの疑惑を否定しています。
9人の上院議員のうち6人が有罪に投票すれば、知事は罷免されます。
