<サイパン>イギソマー氏が召喚され、FBIが議員を尋問
FBI米連邦捜査局は、シクスト・K・イギソマー国土局長に対し、大陪審への召喚状を送達しました。
FBIはまた、下院フロアリーダー、ラルフ・ユモル(Ralph N. Yumul)氏に会い、2014年7月にサイパンでのカジノ・ゲーミングを合法化した法令、公法18-56の導入と可決に関わる質問をしました。
インタビューに応じたユモル(Yumul)氏は、カジノ合法化法を可決した立法機関である第18回下院のメンバーであったと述べました。ユモル(Yumul)氏は、この法案に反対票を投じた者の一人であると言いました。
同氏によると、FBIが行った質問については、これ以上詳しいことは言えないとのことです。
イギソマー氏は別のインタビューで、FBI捜査官が2022年8月15日に「裁判所の大陪審で証言するために、以下に示す日時と場所にこの米国連邦地方裁判所に出頭せよ」と命じる召喚状を送達してきたと述べています。
FBIは、彼が商務局の局長で第19・20回議会の議員だったときの職務と責任に関わる質問もしたと言います。商務局長として、2014年7月にベスト・サンシャイン・インターナショナル/インペリアル・パシフィック・インターナショナル(Best Sunshine International Ltd./Imperial Pacific International Holdings Ltd.)に独占カジノ・ライセンスを付与した宝くじ委員会の委員長も務めています。
当時、ラルフDLGトレス知事は上院議長でした。
財務局長デヴィッド・アタリグ(David DLG Atalig)氏と上院議員ビクター・ホッコック(Victor B. Hocog)氏も大陪審の召喚状が送達されたことがバラエティ紙に明らかにされました。
FBIホノルル広報/地域支援スペシャリストのジョイ・ヴァン・デル・ヴォート氏は、調査を行っていることを肯定も否定もしませんでした。
「一般的な問題として、犯罪行為の疑惑は、その有意性をFBIによって検討されますが、そのような検討は、必ずしも完全な調査の開始につながるものではありません」と
コメントを求められた知事候補の無所属アーノルド・I・パラシオス副知事は、「インペリアル・パシフィック・インターナショナルに関する連邦捜査は続いているようだ」と述べました。
同氏は、「FBIが(2019年11月に)IPIのオフィス、知事のオフィスと住居を家宅捜索してからしばらく経つ」と指摘し、連邦当局が「明らかにこの件に関して自分たちのタイムテーブルを持っている」と付け加えました。
「コモンウェルスの人々がこの捜査から何が出てくるかわかるように、質問には明確に答えるべきだ」と同氏は述べました。
一方、民主党の知事候補であるティナ・サブラン下院議員は、次のように述べています。「召喚状を受け取った人、あるいは事情聴取を受けた人は、全面的に協力し、真実をすべて話すよう勧めます。また、まだ接触されていないが、捜査当局に役立つ情報を持っている可能性のある人は、できるだけ早くFBIに連絡することを勧めます」
彼女はまた、「公共の腐敗は私たち全員をむしばみ、指導者や政府のシステムに対する信頼を損ないます。正直で信頼できる政府を実現するには、地域社会全体のコミットメントが必要であり、権力と国民の信頼を乱用した者の責任を追及するために、正しいことをしようとする十分な人たちの勇気が必要です」と付け加えました。