<サイパン>インド太平洋地域の緊張が高まる中、米軍は「常に準備」している
インド太平洋地域の緊張が高まる中、ベンジャミン・ニコルソン少将は、マリアナ諸島統合地域は「常に備えている」と述べました。
ニコルソン氏は、米インド太平洋軍代表、グアム、CNMI、ミクロネシア連邦、パラオの米海軍司令官、そしてマリアナ諸島統合地域司令官を務めています。
彼は金曜日に地元記者団に対し、米国防総省は「あらゆる事態に備える」と語りました。
「マリアナ統合地区で行っているのは、この地域に入ってくるすべての軍隊を支援し、作戦の準備ができるようにすることだ」と同氏は述べました。「緊張が高まったり低まったりしても、私たちは常に準備を整えているのです」
米軍の報告書(1 月 5 日)によると、アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦「チュンフン」 は、台湾海峡を定期的に通過し、「国際法に基づき、公海航行と上空飛行の自由が適用される海域を通過」 したと言います。
同艦は海峡の回廊を通過したとされ、「どの沿岸国の領海も超えている」としています。
報告書は、USS Chung-Hoonの台湾海峡通過は、「自由で開かれたインド太平洋に対する米国のコミットメントを示すもの」であり、米軍は「国際法が許す限りどこでも飛行、航行、運用する」と付け加えています。
1月9日、ロイターは、台湾が1ヶ月足らずの間に台湾周辺で2回目の軍事戦闘訓練を行い、台湾国防省が57機の中国軍機を探知したと発表し、中国を非難したと報じました。
また、日本の岸田首相が、拡大する中国に対抗するため、第二次世界大戦後最大の軍備増強を発表し、欧米の主要パートナー諸国を歴訪し始めたことも報じられました。
在ワシントン中国大使館のリュウ・ペンユ公使参事官兼報道官は17日(火)のソーシャルメディア投稿で、中国は米国と日本に対し、「冷戦の考え方から抜け出し、中国を封じ込め、抑圧するという執着をやめ、危険な軍備増強と世界の混乱の伝播をやめ、平和、友情、協力の正しい道へ戻る」よう呼びかけていると述べました。