＜サイパン＞未成年外国人隠匿事件の女、3回目の有罪判決を不服とし控訴
リリ・ジャン・ティンディンゴ被告は、2023年1月18日に未成年外国人隠匿罪で有罪判決を受けた後、米国第9巡回区控訴裁判所に控訴しました。
これはTydingco被告にとって3度目の控訴となります。
NMI地方裁判所のラモーナ・V・マングローニャ主席判事は、彼女に90日間の禁固刑を宣告し、100ドルの特別査定手数料の支払いを命じました。
Tydingco被告の弁護士ブルース・バーライン（Bruce Berline）氏は、2023年1月30日に控訴の通知を提出しました。
2022年7月、陪審員は3度目にして、Tydingco被告を未成年外国人をかくまったという1件の罪で有罪としました。
この裁判では、連邦政府側として出廷したガース・バッケ（Garth Backe）検事補とアルバート・フローレス（Albert Flores Jr）検事補が、その後18歳になった未成年を含む5人の証人を呼びました。
2016年6月、Tydingco被告と彼女の夫Francisco Muna Tydingco被告は、2013年に中国から連れてきた10歳の少女をかくまった罪で有罪になりました。
陪審員は、Tydingco夫人を外国人隠匿罪で、Tydingco氏を妻の幇助罪で有罪にしました。
2016年12月9日、Tydingco夫人は禁固10カ月、Tydingco氏は禁固21カ月を言い渡されました。
その後、Tydingco夫妻は米国第9巡回区控訴裁判所に控訴し、同裁判所は再審を求めて彼らの有罪判決を差し戻しました。第9巡回区裁判官は、陪審員は無効な理論で被告を有罪にしたと述べました。
2019年5月10日、米国政府はティンディコ氏に対する起訴を追求しないことを選択し、連邦裁判所にティンディコ氏に対する訴訟を却下するよう要請しました。
しかし、米国政府はTydingco夫人に対する上乗せ起訴を再提起し、違法な未成年外国人をかくまった罪で起訴しました。
2019年9月、2時間半の審議の後、陪審員はティディンコ夫人を未成年外国人をかくまったという1件の罪で有罪としました。
2020年6月17日、Manglona判事はTydingco夫人に未成年外国人をかくまった罪で90日間の禁固刑を言い渡しました。
被告は米国第9巡回区控訴裁判所に控訴し、同裁判所は2022年2月、再び彼女の有罪判決を破棄し、本件をNMI地方裁判所に差し戻しました。
第9巡回区によると、連邦地裁は裁判中に偽装結婚と証人改ざんの証言を認めたことで裁量権を逸脱したとしています。
