＜グアム＞ユナイテッド航空、マーシャル諸島の危機を救うため貨物専用便を増便
ユナイテッド航空は、グアムを拠点とするアジア・パシフィック航空が連邦航空局によって着陸させられた後、9週間以上にわたって郵便や医薬品が途絶えたマーシャル諸島を支援する呼びかけに応じました。
「マーシャル諸島共和国とミクロネシア連邦に就航しているグアム-ホノルル間のアイランドホッパー定期便に加え、ユナイテッド航空は4月8、9、11、13日にグアム-マジュロ間に貨物専用便を運航します。ユナイテッド航空のコーポレートオフィスは、予定されているフライトに先立ち、引き続き状況を監視し、必要に応じて貨物専用便を計画する」とグアム・デイリーポストに語っています。
ユナイテッド航空は、マーシャル諸島で唯一の航空貨物輸送会社であったエアロ・ミクロネシア社（通称：アジア・パシフィック航空）の運航停止を受けて、同諸島の航空対策本部と協議を開始しました。
マーシャル諸島のDavid Kabua大統領が非常事態宣言を出したのも、この航空貨物危機の高まりによるものでした。
The Loadstarの記事によると、今回の取り決めは、停止によって「重要な医療品や郵便物を含む貨物が移動できなくなった」結果、島の住民にかかる負担を軽減するものです。
航空会社の従業員が「適切な訓練」を受けていることを証明できなかったため、FAAは2月1日、APAの運航を一時的に停止させました。
「同社は、会社のパイロットに技能チェックを提供する2人の人物が、過去2年間、適切な訓練を受け、資格を有していることを示す記録を提出しなかったため、2023年2月1日に緊急停止命令を発した。規制の下では、これら2人の個人によって提供された飛行チェックは無効であり、同社のパイロットの誰も現在飛行する資格がないことを意味する」とFAAは2月7日に発表したプレスリリースで述べています。
FAAによると、APAは12月に規制への不適合を通知され、FAAは「問題が解決するまで運航を停止するよう航空会社に促した」とし、「グアムに拠点を置く航空会社は運航を継続した」と付け加えました。
「禁止令が出るまで、APAは月に60便以上を運航し、マーシャル諸島をはじめ、ミクロネシア、アメリカ領サモア、パラオをサポートしていた」とロードスターは報じています。
アジアパシフィック社長のアダム・ファーガソン氏は、エアカーゴニュースに「同社がFAAの決定を全米運輸安全委員会に訴えた後、当社のインストラクターの訓練記録に関する26の申し立てのうち15がNTSBによって却下された」と述べました。
Air Cargo Newsはさらに、Fergusonが、航空会社は「新しいトレーニングセンターを見極め」、乗務員を再教育しなければならないことを認めたと報じました。
