＜グアム＞暗号通貨詐欺事件で元在留者が有罪を認める
自称「自作自演の億万長者」である元グアム在住者が、暗号通貨事件で100人以上の投資家を騙したとして有罪を認めることに合意しました。
カリフォルニア州北部地区の連邦被告であるウィリアム・クー・イチオカ被告（30）は、2011年にセント・ジョンズ・スクールを卒業しました。彼の家族は、グアム・プラザ・ホテルとJPスーパーストアの親会社であるグアム・シティ・ヒルの創設者であり、現在のリーダーです。
アッパー・タモン校を卒業後、イチオカ被告はサンフランシスコ大学へ進学するためにカリフォルニアへ渡りました。2015年の卒業後、彼は自営業の投資家となり、23歳の時には億万長者になっていたとされています。
2018年までにイチオカ被告はニューヨークに住み、投資家に30営業日ごとに10％のリターンを与えると約束し、「100人以上の個人と法人から数千万ドル」を詐取するスキームを始めたとされています。
裁判資料によると、イチオカ被告は暗号通貨投資のための資金を、家賃や食料品、高級時計、宝石、車など、自身の個人的な出費に充てていたとのことです。
2019年、彼は投資家を支援するための事業として、イチオカ・ベンチャーズを立ち上げました。裁判文書によると、この事業は「スキームをさらに永続させる」ためにイチオカ被告によって利用されたとのことです。
例えば、イチオカ被告は2019年末に、投資家が知らないうちに、「創業以来、会社は儲かっていない」と内々に認めていました。イチオカ被告はこの事実を投資家に伝えることはなかった」と連邦裁判所の記録には記されています。
利益がないことを隠すだけでなく、イチオカ被告は書類を改ざんして金額を偽り、内国歳入庁に所得を偽って申告したとされています。
イチオカ被告は投資家に少なくとも2100万ドル、家族に4000万ドルの借金がある、と裁判書類には書かれています。
6月22日、起訴文書にはイチオカ被告の犯罪行為の容疑が記載されていましたが、同日、司法取引が提出されました。この合意はまだ封印されています。イチオカ被告は7月5日に出廷する予定です。
カリフォルニア州北部地区検事局が発表したニュースリリースによると、イチオカ被告は、電信詐欺1件、有価証券の売買に関する詐欺1件、商品詐欺1件、虚偽または不正な納税申告書の作成を幇助または援助した2件の罪を認めることで合意したとのことです。
イチオカ被告は連邦刑務所で最高71年の刑期を受ける可能性があり、裁判所から罰金や賠償金の支払いを命じられる可能性もあります。
