＜グアム＞知事、GDOE緊急調達に関する「欠陥」法案に拒否権行使
台風12号（マワー）の影響で、公立学校の修復を早めるための緊急措置が、ルー・レオン・ゲレロ知事によって拒否されました。
法案136-37は、グアム教育省が次年度の新学期を準備する際、地元政府の悪名高い遅い調達プロセスを回避し、業者の価格競争力ではなく、どれだけ早くサービスを提供できるかに基づいて契約を結ぶことを認めるものです。
これは、クリス・バーネット上院教育委員長の妥協案です。バーネット委員長は、学校が衛生規則に従わなければ閉鎖されるという6月30日という期限を譲りませんでした。
しかし、知事からの拒否権発動メッセージと、6月30日に教育長代理の任を終えたジュディ・ウォン・パットからの書簡によれば、GDOEはすでに緊急調達の手続きをとっています。法案136-37は、学校関係者の責任をさらに重くするだけである、と両者は述べています。
ウォン・パット氏は知事宛の書簡の中で、法案の趣旨には感謝しているが、緊急調達を求める「GDOEにすでに与えられている権限を再確認するもの」だと述べました。この法案では、学校関係者に対し、コストや業者名など、調達に関する詳細を報告することを義務付けているが、「実際には、GDOEにより多くの手順と要件が追加されている」と彼女は書いています。
この措置は、「GDOEが台風マワーからの必要な改善と学校開校のためにすでに大きく遅れている時に、義務と要件を増やすだけだ」とウォン・パット氏は主張しました。
知事はテレーズ・テラヘ下院議長への書簡の中で、法案はGDOEの緊急調達能力をわずか120日間に制限するものだとも述べました
レオン・ゲレロ知事は、「私は、同局が法定の緊急調達プロセスを利用する能力にさらなる制約を加えることには同意できない」と述べました。
知事府の声明は、バーネットの措置を「善意」だが「欠陥」と呼んでいます。
法案136-37は、先月末の緊急議会で可決されました。台風で被害を受けた学校が衛生規則を遵守する期限である6月30日が迫っていたためです。その期限は過ぎ、41校すべての衛生許可証が失効したとポスト紙は報じています。
8票の賛成で可決されたこの法案が、拒否権発動に必要な10票を議員から得られるかどうかは不明です。共和党議員からは、GDOEの意見が反映されていないとして反対の声が上がっています。
前教育長代理とアデラップは、透明性を「官僚的なハードルと考えているようで残念だ」とバーネット氏はポスト紙に声明を発表しました。彼らが「負担が大きい」と呼ぶ追加要件は、追加的な保護措置として法案に追加されたものであり、立法府が既存の要件よりもタイムリーに学校改修プロジェクトの進捗状況を監視するための方法である同氏は言います。
同氏は、地元学校の劣悪な状況の原因として「調達の遅さ」が繰り返し指摘されていることを指摘しながらも、GDOEの指導者たちが、立法府の助けなしに学校を修復できると考えているのであれば心強いと述べました。
「アデルップが最終的に公立学校システムを支援しようとしているのを見て、私も勇気づけられました」
