<サイパン>CHCC、医療過誤訴訟から棄却される
高等裁判所は、数週間にわたり誤診され、緊急手術を受けたとされる女性が起こした医療過誤訴訟からコモンウェルス・ヘルスケア・コーポレーションを棄却しました。
ベルナディータ・T・パラシオスさんは先月、虫垂炎の症状を診断しなかったとして、CHCCとマリアナ医療センターに対して高等裁判所に訴状を提出しました。
しかし、ウェスリー・ボグダン上級裁判所副判事は、パラシオスさんとCHCCが提出した、予断なくCHCCを訴訟から棄却するよう裁判所に求める合意を認めました。これにより、この訴訟の被告はMMCのみとなりました。
予断なく却下されるということは、CHCC に対する告訴を再提起できないことを意味します。
パラシオスさんは現在、過失、医療過誤、および精神的苦痛の過失の印加に対してのみ、MMCを訴えています。
裁判資料によると、パラシオスさんは2021年3月29日、腹痛の治療を受けるためにCHCCを訪れました。
パラシオスさんの弁護士、アンソニー・アグオン氏は、腹痛は虫垂炎の明らかな兆候であったが、彼の依頼人の症状にもかかわらず、CHCCは彼女が虫垂炎に罹患しているかどうかを判断するための検査を行わなかったと主張しています。
「その代わりに、CHCCは筋弛緩剤のメトカルバモールを処方し、鎮痛剤のタイレノールを勧め、1-2週間後にかかりつけの医師に診てもらうように言いました」
2021年3月30日、パラシオスさんは同じ悩み、腹痛と緩い便のためにマリアナ医療センターで治療を受けました。
「腹痛は虫垂炎の明らかな兆候でありました。しかし、パラシオスさんが症状を訴えたにもかかわらず、MMCは彼女が虫垂炎を患っているかどうかを判断する検査を行いませんでした。その代わりに、パラシオスさんは痛み止めを処方されただけで、虫垂炎を悪化させた」とアグオン氏は主張します。
2021年4月5日、パラシオスさんは看護師である義理の娘に痛みを訴えたと言います。
パラシオスさんの義理の娘は、腹部を触って十分痛いと判断した後、虫垂炎の症状だとわかったので、病院に急ぐようパラシオスさんに言いました。
CHCCでパラシオスさんは、穿孔と膿瘍を伴う急性複雑性虫垂炎と診断され、命に関わると判断されたため手術を受けることになりました。
パラシオスさんは、誤診のために深刻な精神的苦痛を被ったと主張しています。