＜サイパン＞トレス被告弁護団、2024年7月の公判期日を視野に
ラルフ・DLG・トレス前知事の弁護団は、2024年7月の公判期日を視野に入れているとのことです。
トレス被告の陪審裁判の開始時期に関する声明の中で、彼の弁護団は、まだ裁判所に係属中の動議の量に基づき、陪審裁判は2024年7月のある時期に予定されるべきであると述べました。
「スケジュールの都合上、2023年9月下旬か10月上旬に裁判所が係属中の申し立てを審理し、いかなる決定的な申し立てでも却下すると仮定すると、本件の裁判は2024年7月以降いつでも開催されるというのがトレス氏の立場である」と声明は述べています。
しかし、ジェームズ・キングマン特別検察官によると、検察側はトレス氏に対する裁判を早急に進めたいと考えています。
キングマン氏は覚書の中で、高等裁判所のアーサー・バルシナス臨時判事に対し、陪審裁判の期日を10月に検討し、8月中にすべての係属中の公判前動議の審理を設定するよう要請しました。
当初、検察側は多くの理由から2023年12月の公判期日を提案し、弁護側は2024年4月の公判期日を提案していました。
裁判所はまだこの件に関する判決を出していません。
トレス被告はCNMI検事総長室から、自身および／または妻のダイアン・T・トレス（Diann T. Torres）夫人のビジネスクラス、ファーストクラス、その他プレミアムクラスの航空券の発券に関する12件の公務上の不正行為と1件の窃盗罪で起訴されています。
訴状には、2018年4月から2019年5月30日までの間、前知事が公費を使って支出した2万ドルにのぼる旅費に関する窃盗容疑も含まれていました。
この訴訟では、立法府の召喚状に従って出頭しなかったことに対する侮辱罪も1件問われています。
トレス被告は容疑を否認しています。
2022年9月、アルベルト・トレンティーノ臨時判事はトレス被告に対する侮辱罪の訴追を既得権を侵すことなく棄却しました。既得権を侵すことなくとは、告訴の再提訴が可能であることを意味するものです。
