＜テニアン＞テニアン国定歴史建造物で整地が始まる
テニアンのアメリカ人墓地は、テニアンの戦いが終わった後、近親者やオアフ島のパンチボウル国立墓地に移転する前の姿。
写真提供：ドン・ファレル
9月9日土曜日、第二次世界大戦時のアメリカ人墓地跡地の整地が始まったと、地元の歴史家であり学者であるドン・ファレル氏は話しています。
彼によると、「特定の機関を代表するわけでもない、数人の頑健な魂」のクルーが8番街ラウンドアバウトに集合し、墓地へのアクセス道路跡の発掘を開始したとのことです。彼らは同様に墓地の祭壇と旗竿も発掘したと彼は付け加えました。
ファレル氏によると、この場所はかつて、戦争中にテニアンで亡くなったすべての軍人の墓地であった。627の墓がありました。
1947年、彼らの遺体は掘り起こされ、近親者に返還されるか、オアフ島のパンチボウル国立墓地に埋葬されました。
約80年間、風雨と大自然にさらされ、旗竿と祭壇は歴史的な瓦礫と化しているとファレル氏は述べました。
さらに、今年11月の退役軍人の日の式典にこの場所を使用するという地元の計画があるため、整地作業を開始するのは「時宜を得た」措置だと付け加えました。
ファレル氏によれば、この場所は草木が生い茂り、訪問者が利用できるようにするための長いプロセスを今始めなければならないとのことです。すべての伐採が手作業でできるわけではなく、フロントエンド・ローダーが必要になるだろうと彼は付け加えました。
アメリカ人墓地は、改良されたテニアン国定歴史建造物を構成するリストに含まれています。
歴史的建造物指定を担当する国立公園局のウェブサイトによると、国定歴史建造物は「米国の遺産を示す歴史的建造物」です。
国定歴史建造物のアップグレードされた地図と、ランドマーク内の史跡リストは、北マリアナ諸島人文科学評議会から国立公園局に送られ、最終審査を受けています。
2021年、人文科学評議会は、テニアン国定歴史建造物周辺に20の解説標識を作成・設置するため、92,000ドルの助成金を受け取りました。ファレル氏はこのプロジェクトのアドバイザーの一人です。この資金はNPSのアメリカ戦場保護プログラムによるものです。
ファレル氏によると、テニアンNHLは1985年にNPSによって初めてランドマークとして指定され、国防総省によってリースされた土地に位置しています。
現在の境界線には、ウナイ・バブイ、ウナイ・チュル（侵攻海岸）、旧日本軍航空管理局庁舎、原爆組立棟、原爆部品がサブ・アセンブルされたハイテク・エリア、原爆装填ピット、北飛行場の滑走路、誘導路、サービス・エプロン、およびその周辺地域が含まれます。
ファレル氏によると、テニアンは第二次世界大戦の主要部分であったため、テニアンNHLには歴史的建造物指定に含まれるべきでありながら、1985年の最初の指定には含まれていない場所がいくつかあります。
これらの地域には、アメリカ人墓地、ラッソ山ホーミング・ビーコン、第374陸軍病院が含まれます。
ファレル氏は、CNMIの人々にとって有用であることは別として、現代のテニアンNHLは学者にとっても重要な地域であると述べています。
「ノース・フィールド地区は歴史家の間では有名です」とファレル氏は言い、戦争におけるテニアンの役割は広範囲に影響を与えたと付け加えました。「原爆投下は、アメリカ史や島史だけでなく、世界史の真の転換点でした」
第二次世界大戦観光の提唱者であるファレル氏は、これによって学者だけでなく、歴史ファンも勉強や楽しみのためにテニアンを訪れるようになるだろうと語りました。 「ヒストリック・テニアン」は、適切に開発されれば、国際的な観光地になる可能性があるとファレル氏は付け加えました。
