<サイパン>ハワイ火災による靄がサイパンに到達
グアムのティジャンにある国立気象局は昨日、ハワイの火災によるもやがサイパンに到達したと発表し、これを受けて知事室はCNMI国土安全保障省と共同で火山性もやに関する注意報を発令しました。
昨日、気象庁は、ハワイ島火災によるヘイズ(噴煙)がCNMIに移動し、サイパンとロタの一部で見られたと伝えました。
「今朝、サイパンとロタ島の北部で靄が発生しているとの報告を受けています。現時点で入手可能な気象情報によると、ハワイ諸島の火山活動が貿易風を通じてCNMI北部に運ばれたものと思われる」とNWSの声明は述べています。
具体的には、マルチスペクトル衛星画像は、ハワイ地域に戻る東寄りの貿易風の流れに沿って、マリアナ諸島に到達したヘイズの狭帯域を示しました。
NWSは、このヘイズは9月10日から16日にかけてのキラウエア活動中に発生した可能性が高いと述べました。
「マリアナ諸島周辺の風によって、ヘイズの濃度は今後数日間変化する」と予報は述べています。
このため、NWSはCNMIのコミュニティに対し、貿易風が続く今後数日間、ヘイズが島に残る可能性があると警告しています。
「今後数日間、貿易風は続き、にわか雨が降る程度であろう。このためCNMI北部は靄が残るかもしれません」
これを受けて、アーノルド・パラシオス知事は、CNMI国土安全保障省と共同で、火山性ヘイズに関する勧告を発令しました。
勧告によると、CNMIコミュニティーは、火山性ヘイズにより視界が5マイル以下に低下することが予想され、呼吸器系の状態が悪い人は屋内にとどまることが推奨されます。
このヘイズはCNMIを脅かすものではないが、パラシオス氏によると、住民と観光客はNWSとCNMI EOCからの最新の声明と予報に耳を傾け、情報を得るよう勧められています。
「CNMI緊急オペレーションセンター(670-237-8000)またはHFシングルサイドバンドラジオ(周波数5.205.0)に連絡してください」