<グアム>マリアナ諸島の漁師がサメの捕食を調査

タグ付け: グアムとサイパンの漁師は、ハワイ大学の科学者がハワイ沖でサメにタグを付ける際に、サメの捕食について学んでいる。画像提供:ハワイ海洋生物学研究所/ハワイ大学シーグラント

サメが地元の漁師の釣り糸から獲物を奪うという問題が深刻化するなか、グアムとサイパンの漁師たちは最近、ハワイでサメの扱い方とタグの付け方を学ぶ機会を得ました。

サメがなぜ漁師から獲物を盗み続けるのか、デプレデーションと呼ばれる習性をより深く知るためにサメの動きを追跡することが、ハワイ海洋生物学研究所への訪問の目的でした。このマリアナ諸島の漁師たちの訪問は、ハワイ大学シーグラント・カレッジ・プログラムが今月制作した “Voices of the Sea “のエピソードの題材となりました。

「船外機をニュートラルにしたときに出る音があるんですが、それは甲高い悲鳴なんです。私のビデオでは、ボートをニュートラルに入れるとすぐに、サメが左右の深みから出てきます」とグアム農務省水生・野生生物資源部のアシスタントチーフ、ジェイソン・ビッグス氏は「Voices of the Sea」にそう語りました。

「つまり、私たちの漁法がサメを訓練しているのだ……あの甲高い音は非常に明瞭で、その時間帯にしか聞こえない。じゃあ、いつボートをニュートラルにするんだ?魚を巻き上げる準備ができたときだ」と彼は言いました。

2021年の報告書によると、西太平洋地域漁業管理協議会の調査に参加したマリアナ諸島の漁師の半数強がサメとの遭遇を報告しています。サメが釣り糸から魚をさらっていく問題は、外洋で操業するトローラーや底物漁師にとって特に深刻です。漁師たちは漁獲量の60%をサメに奪われたと報告しています。

ビッグス氏によると、ハワイ訪問と今後のサメの動きに関する調査の結果、漁師が海でサメと遭遇する件数が減ることが期待されるとのことです。

「生態系の一部として、サメとの交流は昔からありました。私たちが覚えている限り、サメは人間の行動から訓練や学習をしていることが分かっています。ですから、私たちは、そのような相互作用を再び減らすために、人間の行動を変える合図や方法を見つけようとしているのです」と彼は語っています。

グアムのDAWRオフィスは、サメの淘汰や個体数の減少ではなく、サメとの共生を目指しています。

サメの体内に追跡装置を挿入するタグ付け作業には、さらなるトレーニングが必要だとビッグス氏は言います。

「14フィートのイタチザメを目の前にしたら、みんな私と同じです。まず最初にすることは、うわぁ、まだ準備ができてない。もっと小さいのをお願いします」と彼は言いました。

先月末に開催された西太平洋地域漁業管理協議会の会合によると、巻き上げられたサメを実際に扱う方法を教えるトレーニング・ワークショップのために、さらに多くのトレーナーがグアムにやってくる予定だと言います。イタチザメのほか、小型のシルキーシャークやオグロメジロザメもプログラムの対象となります。

DAWRは州の野生生物保護助成金を受け、タグ付けされたサメを追跡できるよう、島周辺に60台の受信機を設置する資金を調達しました。

https://www.postguam.com/news/local/marianas-fishers-study-shark-depredation/article_41a07e86-569b-11ee-b868-230d3bdb2f40.html

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