<サイパン>増大する危険と被害の例としてNMIを挙げる
ホワイトハウスが先週発表した第5次国家気候評価報告書では、気候変動がもたらす危険の増大と被害の例としてCNMIが取り上げられています。
この報告書は、2018年にCNMIに5億ドルの物的損害をもたらした超大型台風「ユツ」に特に注目しており、人命の損失やCNMIが現在も経験している経済不況は言うまでもないとグレゴリオ・キリリ・C・サブラン米下院議員(民主党)は週末のEキリリ・ニュースレターで述べています。
報告書によると、サイクロン、洪水、干ばつなどの災害が社会的要因と組み合わさり、人間の健康や安全に深刻な影響を及ぼすことをユトゥの経験は浮き彫りにしたとのことです。
1990年の地球変動研究は、米国地球変動研究プログラムに対し、4年以上の頻度で米国議会と大統領に報告書を提出することを義務づけています。この報告書では、気候変動の影響、リスク、米国の対応について評価されています。
報告書では、地球を熱くする温室効果ガスの排出量が全体的に減少し、この気候変動の影響を軽減するための州や州以外の地域による行動が増加していることが報告されているが、さらに多くのことが必要であるとサブラン氏は述べました。
報告書によると、アメリカでは気候変動に関連した災害により、3週間ごとに10億ドルの被害が出ているとのことです。