＜サイパン＞太平洋司法協議会、デジタル時代の新技術について議論
(CNMI司法省) – 水曜日、太平洋司法協議会の2023年テクノロジー会議の開会式で、グアム最高裁判所のF・フィリップ・カルブリド判事は、パシフィック・アイランド・クラブ・ホテルで、ミクロネシア中の尊敬すべき裁判官、弁護士、賓客を集めて講演しました。「新時代へようこそ」と題されたこの会議のテーマは、現在のデジタル時代における法律とテクノロジーの接点を探ることです。
カルブリド判事は冒頭の挨拶で、司法制度に影響を与える急速な技術の進歩に対応し、理解し、適応し、革新することの重要性を強調しました。「前例のないテクノロジーの進歩の入り口に立っている今、私たちは、それらが司法制度にもたらす課題と機会に立ち向かわなければなりません」と同氏は述べました。
この会議では、ノースダコタ州最高裁判所のダニエル・クロサーズ判事による電子保存情報の発見と承認、ウィスコンシン州巡回裁判所のマーク・マクギニス判事とグアム州最高裁判所のロバート・トレス最高裁判事による複雑な憲法修正第4条の問題の分析、カーペンター判決後のデジタル世界におけるプライバシーの定義の進化など、様々な重要なトピックについて掘り下げます。また、ミネソタ州ミネアポリスのコンピュータ・フォレンジック・サービスの最高技術責任者（CTO）であるマーク・ランターマン氏による、捜査令状とその例外、デジタル証拠の証拠価値、電子機器に関連するサイバー脅威の意味を探ることもセッションの目的です。
カルブリド判事は、司法捜査における倫理の重要性を強調し、今日利用可能な膨大な情報の海における規則と義務を理解することの重要性を強調しました。
この会議ではまた、デジタル領域における捜査令状、憲法修正第4条の遵守、ジオフェンス令状のような新たなツールの法的意味合いについての洞察も提供されます。
「ダークネット」に関する興味深いセッションでは、サイバー犯罪の裏社会に光が当てられます。さらに、この会議では、人工知能とボットが司法制度に与える影響について議論し、これらの新興テクノロジーの機会と落とし穴を取り上げます」
カルブリド判事は最後に、出席者が積極的にセッションに参加し、質問し、経験を共有するよう促し、発言を締めくくりました。この会議は、ミクロネシアの司法界が、法律情勢を形作る技術的変化に遅れを取らないための重要な一歩です。
アレクサンドロ・カストロ最高裁長官も歓迎の辞を述べました。
会議およびセッションの詳細については、下記までお問い合わせください。ペトリーナ・ウラ（カルブリド判事の司法補佐官、太平洋司法会議スタッフ・アシスタント）、電話：(671) 475-3413 または pula@guamcourts.gov/ まで。
