<サイパン>補償なしケアでCHCCは約1200万ドルの赤字
コモンウェルス・ヘルスケア・コープ(CHCC)は昨日夕方、臨時理事会を開き、CHCCの財務状況を理事会に説明しました。CHCCの最高財務責任者(CFO)であるパーリタ・サントス氏は、2023会計年度に発生する大幅な赤字について説明しました。
キンバリー・B・エスモア
コモンウェルス・ヘルスケア・コープ(CHCC)は、2023会計年度だけで1200万ドル近い赤字を出しています。
昨日の臨時理事会でわかったことですが、CHCCの最高財務責任者であるペルリタ・サントス氏が挙げた数字によると、CHCCは昨年度、1170万ドルという途方もない赤字を出したとのことです。
サントス氏によると、CHCCはここ何年も赤字が続いているが、2018年から2023年までの未補償医療の履歴によると、COVID-19のパンデミック時には、連邦政府が多くの患者費用を補助していたPresumptive Eligibilityにより、赤字が大幅に減少したとしています。
2022会計年度にPresumptive Eligibilityプログラムが終了すると、赤字は急激に増加したとされます。
具体的には、2021会計年度のCHCCの赤字は約570万ドルでした。それが2022会計年度には約900万ドルになり、2023会計年度には1200万ドル近くになったとサントス氏は言います。パンデミック以前、CHCCの無補償医療による赤字は、2018会計年度までさかのぼると、1270万ドルから1760万ドルでした。
「非代償医療には多くの要素があります。2020年から2022年にかけては、”Presumptive Eligibility”の導入により、非代償ケアは減少しました。2022年には、Presumptive Eligibilityがあるにもかかわらず、6月から9月にかけてメディケイドからの送金がなかったため、900万ドルの補償外ケアが発生しました。また2023年には、”Presumptive Eligibility”の停止により、再びパンデミック前のレベルに達しました。
サントス氏は、なぜCHCCが非代償医療を行うのかについて、救急医療労働法(EMTALA)に従い、病院は救急治療室に入った患者に支払い能力を問うことを禁じられていると述べました。これが、CHCCが補償のない医療を大量に抱えている理由のひとつであると彼女は付け加えました。
もうひとつの理由は、CNMIがメディケイドの割り当てに合わせることができないため、メディケイドの支払いが滞り、保険外診療、スライディングフィー、自己負担額の控除が支払われないことです。
「補償されないケアとは、現金化できなかった請求のことです。これらは、自己負担金控除または実際の保険外診療です。また、スライディング・フィー割引の対象外費用でもあります。これらは未払いの給付金でもあります」とサントス氏は言っています。