＜サイパン＞トレス・サブラン陣営会計責任者、検事総長事務所とNMI政府を提訴
ラルフ・DLG・トレス、ビニー・サブラン両選挙管理委員会（Committee to Electo Ralph DLG Torres and Vinnie Sablan）のゼリン・A・タイマナオ氏（Zerlyn A. Taimanao）は、12月22日（金）、高等裁判所（Superior Court）において、検事総長室（Office of Attorney General）およびCNMI政府を相手取り、彼女に送達された召喚状に関する民事訴訟を起こしました。
タイマナオ氏は訴状の中で、召喚状の申請は裁判所に係属中の民事・刑事事件とは無関係であると述べました。
タイマナオ氏はキース・チェンバーズ弁護士を通じて、OAGが彼女に対して召喚状を執行するのを止めるよう裁判所に求めています。
彼女は、裁判所が召喚状は無効であり、法的効力はないという宣言的判決を下すことを望んでいます。
同様に、その他の救済、弁護士費用、経費も求めています。
訴状
タイマナオ氏は2022年の知事選挙でトレス - サブラン選挙委員会の会計を務めました。
タイマナオ氏は会計係として、同委員会への寄付と同委員会による経費の記録を文書で保管していました。
2022年11月の選挙後、タイマナオ氏は選挙運動収支報告書を監査役事務所に提出しました。
情報および信念に基づき、公安総監、臨時監査役および検事総長は、ホワイトカラー犯罪、政府汚職および金融犯罪合同タスクフォースに関する覚書を締結しました。
2023年10月31日頃、検事総長は高等裁判所書記官に対し、タイマナオ氏に対しては公的資格で、ヴィニー・サブラン氏に対しては個人的資格で、召喚状を送達するよう申請しました。
タイマナオ氏によると、この召喚状申請は高等裁判所で係争中の民事・刑事事件とは無関係であったとのことです。
2023年10月31日、OAGの申請に従い、書記官が召喚令状を発行しました。召喚状には書記官の公印が押されました。
2023年10月31日、タイマナオ氏はOAGから召喚状を送達されました。
召喚状は以下を要求しています：
1) 6 CMC § 6422に従い、ラルフ・DLG・トレス氏およびヴィニー・サブラン氏の選出委員会に行われた、および同委員会によって行われたすべての献金および経費の書面による記録；
2) コモンウェルス行政法第30-10-705条(b)に従い、すべての選挙運動財政活動の完全な説明責任を確保するため、献金者および支援者からのすべての献金、ならびに支払われたすべての選挙運動経費の書面による記録；
3) コモンウェルス管理法典第30-10-710条に従い、現金または財産の時価で合計100ドル以上の寄付をしたすべての寄付者および支援者の氏名と身元；
4) コモンウェルス管理法典第 30-10-720 条に従った、寄付者または支援者からの 100 ドル未満の寄付の記録；
5) コモンウェルス行政法第30-10-795条に従った、候補者の合理的な注意に必要なあらゆる通信記録。
6) コモンウェルス行政法第 6 編第 6427 条に従った、契約、認可、要求のあらゆる費用に関す るあらゆる通信。
タイマナオ氏の訴状によると、召喚状には、過去に提出された文書以外を求めるとは書かれていないとのことです。
召喚状には、「応じない場合…法廷侮辱罪となり、逮捕状が発行される可能性がある」と記載されています。
2023年12月13日、タイマナオ氏はこの召喚状に対して異議を申し立て、OAGに異議申立書を提出しました。
「タイマナオ氏は高等裁判所にも異議申立書を提出しようとしましたが、召喚状は既存の事件の一部ではなかったため、高等裁判所は異議申立書の提出を受理しませんでしたが、受領印は押されました。
根拠
訴訟では、召喚状は無効であり、それ以外の法的効力はないことを、以下の理由（ただしこれらに限定されるものではない）で改めて主張しました：
– 現在コモンウェルス議会で審議中の下院法案23-22からも明らかなように、OAGには召喚状を発行する権限がない。
– 監査役には、選挙管理委員会を調査する権限も、委員会から資料を召喚する権限もない。
– 立法府は監査役がその召喚権限を検事総長に再委任することを認めていないため、監査役はそのような権限を司法長官に委任する権限を欠いている。
– 召喚状が引用した2つの法律、1 CMC§2301他と1 CMC§7811他はいずれも、監査役に召喚状を発行する権限を与えていない。
– タスクフォースを認可する立法権限がないため、タスクフォースは無効である。
– タスクフォースは、OAGを監督する唯一のCNMI機関であるOPAの独立性を無効にするため、違法である。
– 召喚状には適切な目的がない。
– 召喚状はいかなる民事訴訟にも関連していないため、NMI民事訴訟規則第45条に違反している。
「タイマナオ氏は、無効な召喚状に基づいて刑事訴訟を起こされるという絶え間ない脅威と恐怖の中で生活する必要はない。
