<サイパン>ダイブショップのオーナーがフリーダイビングコンピューターの重要性を説く
ガラパンにあるアクアスミス・ダイブショップのオーナー、アサイ・モリト氏は、ダイブコンピューターはフリーダイビング器材の重要な一部だと語ります。
写真提供:Aquasmith Dive Shop
ガラパンを拠点とするアクアスミス・ダイブショップのオーナーであるアサイ・モリト氏は、フリーダイビングとスピアフィッシングに約30年の経験を持つベテランです。
地元のフリーダイビングとスピアフィッシングに関して言えば、CNMIの成長分野には、スピアフィッシャーマンの命を救う重要なデータをリアルタイムで記録するダイブコンピューターの使用が含まれると彼は言います。
「地元では誰もダイブコンピューターを使っていない」とアサイ氏は木曜日のインタビューで語りました。「彼らはその日の(体調を)知らない。彼らは数字を追うことができない。彼らはただ “気持ち “に従うだけなのです」
アサイ氏によれば、フリーダイビングコンピューターはスキューバダイビングのコンピューターと似ているが違うもので、フリーダイバーの潜水深度、潜水時間、水面休息時間を知ることができるとのことです。
この情報は、長時間の息止めによる酸素不足でダイバーが失神するシャローウォーター・ブラックアウトの予防に役立つと言います。浅瀬での失神を “シャロー・ウォーター・ブラックアウト “と呼びますが、ダイバーが再浮上した後に起こることもあるとアサイ氏は言います。
「私は一度、浅瀬でのブラックアウトを経験しました」
アサイ氏は過去にサイパンでパートナーと釣りをしていたとき、スピアガンでマムランやギンガメアジを撃つことができたと言います。魚はリーフの壁に向かって泳ぎ、アサイ氏のスピアガンを道連れにしました。スピアガンは困難な水深の下敷きになり、アサイ氏はスピアガンを回収するのが難しいほどの潮流に見舞われました。
「40分もかかって釣りができないなんて、パートナーに申し訳ないと思って、無理してスピアガンと魚を取りに行ったんです。何が起こったのか覚えていない。目を覚ますと、ダイビング・パートナーが私の腕を押さえていた。何が起きたのか?なぜ彼が私を抱いていたのかわかりませんでした」。
アサイ氏によると、ダイブコンピューターには、その日のダイバーの身体能力を示す情報がリアルタイムで記録されているとのことです。
「浅瀬のブラックアウトで死ぬこともあります。しかし、それは間接的に、(バディを)見ていなかったり、潜水時間やその日の潜水状況を見てなかったりしたことに起因します。私はそれを(ダイブコンピューターで)モニターすることができます。数字で見ることができるのです」
アサイ氏によると、フリーダイビングコンピューターは島やオンラインで購入できるとのことです。値段は安いもので200ドルから300ドルの間だと言います。
アサイ氏によれば、レクリエーションとして行うには資格が必要なスキューバダイビングとは異なり、スピアフィッシングには初心者向けの資格取得クラスはないとしています。
「スピアフィッシングは誰でも参加でき、誰でも行くことができますが、(ここのスピアフィッシャーは)浅瀬のブラックアウト、圧力がどうなるか、ダイブコンピューターがどうなるかといった基本的な知識を持たずに行くことがあります」とアサイ氏は言います。
パンデミック以前、アサイ氏はダイビングの安全講習を行っていました。
アサイ氏によると、講習では海底からバディを回収し、安全呼吸の練習をし、バディを岸まで連れて行くなどの内容だったとのことです。
訓練を受ければ、スピアフィッシャーマンは困っているバディを救助することの難しさを理解することができ、ダイバーが特定のエリアやコンディションで潜るかどうかを判断する助けになると言います。
レスキューのトレーニングを受けた後なら、『うーん、このコンディションでバディに何かあったら助けられないかもしれない。場所を変えるか、キャンセルしましょう。遠慮せずにキャンセルしてください」とアサイ氏は言っています。
アサイ氏は現在、サイパンで新たなクラスを始めるべく、政府関係者と交渉中です。