＜サイパン＞テニアンとロタの保健センターに遠隔歯科医療サービスを導入
(コモンウェルス・ヘルスケア・コーポレーション（CHCC）-コモンウェルス・ヘルスケア・コーポレーションは、テニアンとロタに遠隔歯科医療を導入することで、CNMIの歯科医療改善に向けて大きく飛躍しようとしています。このイニシアチブは、内務省島嶼地域局（Office of Insular Affairs）の助成金TAP-CNMI-2022-11（D22AP00255）によって実現したもので、地理的なギャップを埋め、これらの島の住民の歯科サービスへのアクセスを向上させることを目的としています。
この遠隔歯科医療プログラムにおける重要な進歩のひとつは、CHCCの歯科スタッフとサイパン、テニアンヘルスセンター、ロタヘルスセンターの患者との接続です。ACEデンタルソフトウェアが3つの島の指定されたラップトップにインストールされたおかげで、電子歯科記録に簡単にアクセス、検索できるようになりました。この統合により、3島間のシームレスなコミュニケーションとコラボレーションが実現しました。
効果的な遠隔歯科治療を促進するため、CHCCは各島にノートパソコン、モニター、モバイルカート、ウェブカメラ、マイク付きヘッドフォン、口腔内カメラなどの必要不可欠な電子機器を装備しました。RHCとTHCに各1台、サイパンに2台の計4台の移動ユニットが配備されました。これらのユニットにより、CHCCの歯科チームはリアルタイムで相談、診断、治療計画について話し合うことができます。
口腔内カメラは、歯科医が病変や口腔内の状態を詳細に撮影できる画期的なものです。これらの画像は後で評価したり、診察の際に患者に見せたりすることができ、口腔の健康に対する理解と関与を高める視覚的な助けとなります。
電子機器に加えて、CHCCはサイパンのCHCCオーラル・クリニック、THC、RHCにテレビとヘッドセットを設置した。この設備は、不安な幼い患者の気をそらし、全身麻酔下での歯科処置を必要とする子供の数を減らす手助けをするという、2つの目的を兼ねています。気晴らしのテクニックは、歯科恐怖症の大人にも適用され、よりリラックスした快適な歯科受診環境を作り出しています。
テニアン島とロタ島への遠隔歯科医療の導入は、テニアン島とロタ島の住民が質の高い歯科医療を受けられるようにするための重要な一歩を意味します。テクノロジーと革新的なアプローチを活用することで、CHCCは地理的な障壁を取り払うだけでなく、CNMIにおける口腔医療のユニークなニーズと課題にも取り組んでいます。このイニシアチブは、医療へのアクセスを改善し、地域全体の幸福を育むというCHCCのコミットメントの証です。
