米上院議会「連邦化法案」通過

法案は同意のため米下院に戻されます。

米上院議会は昨日、コモンウェルスのイミグレーション管理連邦化の条項を含む、オムニバス法案を通過させました。

91-4で承認されたこの法案は以前下院議会を通過したCNMI条項への技術的修正が含まれています。多少の修正はまた、下院で承認された他の政策もパッケージに含められました。

このオムニバス法案は、強い両党連立の支持で、現在米下院に向かっています。下院でこの法案が確かめられれば、大統領に送られ、法律となります。

更に、北マリアナのイミグレーション&レイバー管理は連邦化され、この法案はコモンウェルスに議決権の制限付代表権が与えられます。現在、グアム、アメリカンサモア、プエルトリコ、米ヴァージン諸島、コロンビア地方が下院で代表権を持っています。

米立法議員はS. 2739の通過を歓迎しました。それはパブリック・ランド、ナショナル・パーク、水資源、領土問題を包含する62法案が含まれています。

上院エネルギー・自然資源委員会の会長Jeff
Bingaman
上院議員によると、「今日は上院にとって素晴らしい日である。また、我々のパブリックランドを保護するため、この62法案のパッケージを通過させたことを光栄に思う。これは未開の大自然、歴史的遺跡、自然公園、貴重な水資源の新たな保護が含まれています。両党連立を基本に概ね支持されているこのような政策は、両党の通路を隔てたメンバーが、迅速に上院に行動を起こさせるにふさわしいものである。Domenici上院議員と私は親密に働き、我々の同僚との強調を持って今日のこの機会を得ることを確かなものにしました」としています。

下院の島問題小委員会の会長で米ヴァージン諸島のDonna Christensen下院議員は、上院の行動に彼女が「大変に光栄」であったと述べました。彼女は、下院でのCNMIイミグレーション、安全保障、労働法令、またISLAとして知られる条項を提出しました。ISLA200712月に下院を通過しました。

ISLAは、マリアナ群島の安全保障の偉大な政策を提供し、経済の多様化(多角化)と成長の機会をこの地域にもたらせます」とChristensen議員は述べました。

15年前からCNMIのレイバー&イミグレーションの連邦化政策を推進している、カリフォルニア代表のGeorge Miller下院議員は、「今日の上院の素晴らしい仕事は、このアメリカ領域の中の労働搾取工場で搾取、虐待された、世界の最も貧困な人々をCNMIに誘引することを認めている法的抜け道を、立法議会が閉ざすことを上下院共に承認する初めての印です」と述べています。

CNMIのレイバー&イミグレーション管理を連邦政府に引き継がせる以前の努力は、Tom DeLay氏が下院マジョリティ・リーダーの時代、失脚したロビイストJack Abramoff氏によって阻まれていました。

一方で、CNMI政府は上院の投票に失望したと述べました。

フィッテイェル知事は、提案された連邦のイミグレーション管理は厳し過ぎ、「我々のコミュニティと経済に大変過酷な不利をもたらせる」と述べました。

ローカル政府は、連邦イミグレーション・システムがコモンウェルスの外国人労働者と観光客、特に中国とロシアの出入国を制限することを怖れています。

CNMIイミグレーション・システムの連邦化は、CNMIの最も傷つきやすい部分全体に課された根本的政策変更を行うものである」と同氏は述べ、更に、CNMI20年来の最悪の経済状態で弱っているとしました。

知事はまた、この連邦化の動きは、CNMIの経済状況を無視し、現在に事実を根拠にしていないと述べました。CNMI政府は、コモンウェルスのイミグレーション政策変更の最終行動を取る前に、議会は経済影響報告を検討すべきであると主張しています。

現在ワシントンで連邦化法案に反対するロビー活動を行っている北マリアナ諸島ホテル協会のLynn Knight会長は、この法案の向けた懸念を説明しました。また、彼女は引き続きフィッテイェル知事とこの問題関わっていくと述べました。

「私は、この法案がゲストワーカーの人口をゼロに削減するため、多量のHビザ・システムと交換することを求めている因襲的方式を大変懸念しています。HシステムはCNMIで我々が持ついかなる職にも適用しないことを求める職種であるため、これを私は大変懸念しています」

「このHビザ・システムは大変フレキシブルで、それは起動しないでしょう。それは特殊な職と季節的職業のためのものです。莫大な量のほとんどの職業を、我々はHビザ・システムに当てはめることができず、これらを失うか、連邦政府が現在持っていない新たな種類のレイバー・パーミットの交渉をしなければなりません」とリン・ナイト会長は言っています。

ナイト会長は「何か交渉ができるかを求め」、連邦機関に親密に働きかけの重要性に緊張しています。「現在、ワシントンのこれら機関との個人的話を持っていますが、我々がどのような特別な取り扱いになるか明確ではなく、これが私に大変な懸念を抱かせている」と彼女は言っています。

更に彼女は「我々に何ができるか、我々は、下院メンバーあるいは連邦機関のどちらに働きかけるかを引き続き観察している」と述べています。

イミグレーション連邦化に賛成の現地議会ティナ・サブラン下院議員は、米上院の法案通過を聞いて光栄に思うと述べました。彼女はまた、CNMIの議会メンバーに、法制定と施行に合わせて規則の作成を連邦政府と協調していくことを呼びかけると述べました。

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米上院議会「連邦化法案」通過” に対して2件のコメントがあります。

  1. suzuki akito より:

    いつも楽しく拝見しております。一つ質問がございます。
    Hビザとはどの様なビザなのでしょうか?

  2. マヒマヒ・ライダー より:

    suzuki akito様
    グアムのH-1,H-2ビザと同様のものだと思います。

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