連邦裁判所、三浦氏の身柄引き渡し保留

連邦裁判所は昨日午後、三浦和義氏が1981年に起きた同氏の妻の殺人事件による共謀と殺人容疑を受けているカリフォルニアへ同氏を引き渡す最高裁判所の判決を止めるための、緊急動議を認めました。

これは三浦氏の弁護士が、緊急動議と同時に、昨日午後445分、NMI連邦地方裁判所に人身保護請求を提出したものです。

三浦氏の弁護士は、CNMI最高裁判所が昨日午後、三浦氏の身柄引き渡しを止めるためのもうひとつの緊急動議を却下した後、すぐに連邦裁判所に逃亡犯罪人引渡訴訟を起すことを決定しました。

1ページの命令書で、NMI連邦地方裁判所のアレックス・R.ムンソン首席判事は、三浦氏の身柄引き渡し保留の緊急動議は裁判所の更なる命令が下されるまで承認されると述べました。

ムンソン判事は月曜日の午前9時に聴聞を設定しました。この命令の中にはこの他の情報は示されませんでした。

昨日午後の記者会見で、三浦氏の弁護士の一人ブルース・バーライン氏は、彼らの依頼人が週末以降、カリフォルニアに移送されるかもしれないという情報を得ているため、人身保護請求を至急提出したと述べました。

ロス市警も警部らがサイパンに再度来ているかどうかの問いに、バーライン氏は、週末以降に三浦氏が引き渡されるかもしれないという情報しか得ていないと述べました。

同弁護士はまた、連邦裁判所の個人的書類提出期限が午後330分であることを認めましたが、ムンソン判事は提出に1時間の猶予を彼らに与えました。

ムンソン氏の命令の直前、ミゲール・S.デマパン首席判事、アレキサンドロ・C.カストロ判事、ジーザス・C.ボーハ判事は、別の三浦氏の人身保護請求と釈放を却下しました。

判事らはまた、NMI連邦地方裁判所に三浦氏の人身保護請求保留の解除と、3日間の一時身柄引き渡し保留の要請も却下しました。

それ以前に、司法は、上級裁判所のラモナ・V.マングローニャ判事の、三浦氏のカリフォルニア移送の決定を容認しました。

これは、水曜日に、犯罪人引き渡しの保留、あるいは、連邦裁判所での更なる手続きを求めると同時に、三浦氏を釈放するよう高等裁判所に求める緊急動議を再び提出するよう、三浦氏の弁護士に促しました。

しかしながらCNMI政府はこの動議に反対しました。検事補ジェフリー・ワーフィールド氏は、三浦氏が本案においていかなる成功の可能性も見出せないとして、この動議が概ね却下されるべきであると主張しました。

カリフォルニア上級裁判所は本日、土曜日、三浦氏の逮捕無効、訴訟棄却請求における判決を下します。

(注)サイパン時間午前10時現在、すでにカリフォルニアでの司法判断では、逮捕無効の請求は退けられ、三浦氏の移送は確定的となったようです。

フォローお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です