報告書「NMIはポーカーからの収益よりも損失の方が大きい」
北マリアナ・カレッジの時事問題研究科の生徒による報告書によれば、コモンウェルスはポーカー・ライセンス・フィーから数百万ドルを徴収しているが、それらの賭博機会からの収益よりも損失の方が大きいとのことです。
この学生達によると、167件の回答者の中からの調査を基に、ポーカー店の急増は「共同体の犯罪発生率と、家族間の断層の増長に寄与している」としています。
この回答者は95人の女性と70人の男性の中で行われました。
内訳は、島民(地元民)98人、フィリピン人28人、中国人8人、韓国人4人で、残りは多国籍の人々でした。
米国籍者は合計134人で在住のアジア国籍者は31人でした。
主な回答者81名は年齢18歳から21歳で、32名が22歳から25歳、42名が26歳もしくはそれ以上でした。
回答者の109人がポーカーを遊んだことがあるとのことです。
ポーカーを遊んだことのある回答者76名は未雇用者、37名が民間企業の労働者、34名が政府職員、2名が定年退職者であったことが、この調査で示されました。
57名が3時間以上、25名は毎日遊んでいると答えています。
36名は、ゲームに$100以上を費やしたと言っています。
75名が彼らの「依存症」を認めており、同時に11名の回答者が調査質問への回答を避けました。
彼らの「遊び(プレイ・ポーカー)」が彼らの人格、家族に影響を及ぼすかの問いには、76名が「はい」と答え、81名が「いいえ」と答えました。非回答は10名でした。
この学生の報告書は、2001年に始まる、児童虐待、配偶者虐待、薬物濫用、怠慢、窃盗、幼児の夜間外出禁止法違反、その他家庭内暴力事件を含む、750件以上の犯罪がこのポーカー産業に関連しているとするDPS(警察)の調査を指摘しました。
NMCの時事問題研究科のサム・マクペートレス氏は、2003年度のCNMIにおける暴力犯罪の60%が、サイパンにある200軒以上のポーカー事業社に関わっていたことに注意を促しました。
同氏によると、政府は、奨学金のための資金にポーカー収益から$3ミリオンを徴収しているが、その産業のもたらす反対の影響も無視できないとしています。
この学生の報告書によると、「ポーカー産業は我々の島で悪化している。良いものよりも損害を与えている。この頃は、空いているポーカー施設が多いが、それが私達に何かの助けになっていると思えますか?」としています。
この学生達は、住宅地からポーカー店を排除する提案を支持すると言っています。