連邦予算（財政）赤字が77％に急上昇

ワシントン州- 税金の徴収額が減少し、連邦政府の支出が増加したため、会計年度の最初の4ヶ月間で米国の予算格差が拡大しました。

財務省は火曜日、政府は10月から1月にかけて3,100億ドルの赤字を出し、前年同期の1,760億ドルと比べて77％の増加となったことを伝えました。

2019年10月1日に始まった最初の4ヶ月間における連邦政府の支出は1,150億ドル（9％）増加しましたが、これは軍事への支出の増加、退役軍人事件および借金への利息によるものです。法人および個人の所得税徴収の減少により、総収入は190億ドル（2％）減少しました。

赤字の増加率の一部は、特定の支払いの時期のずれによるもので、2018年度の最初の4ヶ月間に赤字が縮小したようだ、と財務省は言っています。そうしたタイミングのずれがなければ、今年度の赤字はこれまでのところ40.2％の増加だったはずです。

昨年施行された共和党の税の見直しは連邦歳入を制限しましたが、超党派の2年間の予算協定は特に防衛への政府支出を押し上げ、昨年の赤字を急上昇させました。

12ヶ月ベースで、政府の収入は1.5パーセント減少し、一方、支出は4.4パーセント上がりました。1月に終了した12ヶ月間の財政赤字は9,135億ドルに増加しました。これは国内総生産の4.4％です。GDPの4.4％を超えた前回の12か月の赤字は、依然として赤字が高い後退後水準から低下していた2013年5月でした。

「これが持続可能であると想像するのは難しい」とワシントンのビジネス経済学者会議で今週、非党派議会予算局のキース・ホール所長は述べています。

財務担当者は、資本支出の即時支出などの特定の条項は当初より大きな効果をもたらすことを意図していたため、税法が当面の間法人税収を減少させると予想していると話しました。

税収の減少を部分的に相殺している1つの収入源：関税。関税は10月から1月にかけて合計244億ドルで、政府が前年同期に回収した金額のほぼ2倍になりました。

人口の高齢化が社会保障とメディケアのコストを押し上げ続けているため、赤字は今後数年間で上昇軌道に乗ると予想されます。連邦債務の支払利息もまた膨れ上がり、次の10年の終わりまでに支出を裁量的支出に押し上げることが予想されます。

CBOプロジェクトの年間赤字は2022年から1兆ドルを超え、今後10年間で平均4.4％となり、過去50年間の平均2.9％を大幅に上回ると予測されています。（Paul Kiernan氏の記事より抜粋）