<グアム>COVIDに感染した英国艦が軍事演習に参加へ

英国は、インド太平洋地域への軍艦の初派遣にグアム行きを含めることを、米軍当局が日曜日に確認しました。

英国の空母打撃群は今後の多国籍演習に参加する予定で、その中には約2週間前にCOVID-19の症例を100件確認した空母HMSクイーン・エリザベスも含まれています。BBCの報道によると、この艦隊の全乗組員はCOVID-19ワクチンを2回接種したとしています。

アンダーセン空軍基地司令官のジェレミー・スローン准将は、バーチャル・メディアでの会見で、船は「今後2、3週間以内に」グアムの港に入港するはずだと記者団に語りました。スローン氏は、昨年1,200人以上のCOVID-19感染者を出した米空母セオドア・ルーズベルトを同島で受け入れていることを引き合いに出し、現在行われている軍事演習に英国船を安全に参加させることが可能であることを証明しました。

「安全性については、今回のようなことは初めてではありません。ルーズベルト号では、大規模な感染症が発生した際に、地域住民から多大な支援を受け、島内での感染が発生しないように管理と安全を確保しました。クイーン・エリザベス号での感染者数はそれに比べて非常に少ないため、感染者を隔離し、感染しやすい人々から遠ざけるための計画を立てています」とスローン氏は述べています。

英国政府の発表によると、この打撃群は今月、フィリピン海で行われる世界の同盟国との「一連の」多国籍演習に参加します。また、8月末までに、英国の海上警備艇2隻がこの海域に常駐することになっています。

英国のベン・ウォレス国防長官は、「インド太平洋地域への勢力傾倒を目の当たりにして、我々はこの地域のパートナーと協力して、民主主義の価値を守り、共通の脅威に対処し、国家の安全を守ることを約束します」と述べています。

現在進行中の演習

マリアナ諸島では、すでに2つの「合同部隊」による演習が行われています。米陸軍太平洋軍と太平洋空軍は、グアム、サイパン、テニアンを演習場として、「フォレガー」と「ディフェンダー・パシフィック」の演習を行っています。

米陸軍太平洋軍司令官のチャールズ・フリン元帥は、この訓練は、戦略的な戦力展開、展開した部隊や艦艇の指揮・統制、共同作戦のリハーサル、即応性の構築を行うことで、インド太平洋地域の安全を確保するというアメリカのコミットメントを示すものだと述べています。

米太平洋空軍副司令官のジョン・T・トーマス中将は、「インド太平洋地域の同盟国や米国の一部であるならば、あなた方が注目していることは承知している」と述べました。「米軍は、我々の優位性に対抗しようとする試みにもかかわらず、弾力的に対応することができ、今後もそうするでしょう。もしあなたが、自由で開かれたインド太平洋を妨げようとする潜在的な敵対者であれば、あなたにも注目してもらいたいと思います。誰も戦いを望んではいませんが、もしあなたが戦いを始めたとしても、私たちは敏捷性、スピード、革新性を駆使して成功裏に活動を続けるでしょう」と述べています。

https://www.postguam.com/news/local/covid-stricken-uk-ship-to-join-military-exercise/article_69839f02-f2aa-11eb-ad4a-6bb9a6cd0b2f.html

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