<グアム>裁判官が回復に努めている薬物受刑者の釈放を提言
グアム地方裁判所のマイケル・ボーダロ判事は、長年依存症と闘ってきた薬物受刑者が健康そうに見えたことから、刑期満了の判決を勧告することになりました。
2006年、ブライアン・エルム被告は、ラスベガスから郵便局を経由してグアムに覚醒剤を密輸する計画に関与したとして、有罪判決を受けました。また、麻薬の売買でも有罪となりました。
彼は、この6ヶ月間、ライトハウス・リカバリー・センター(Lighthouse Recovery Center)で入院治療を受けており、火曜日、ボーダロ判事は、エルム被告の回復に改善が見られたと述べました。
エルム被告は連邦判事に対し、救世軍での雇用も維持していると語りました。実際、彼は仕事中にバーチャル公聴会に出席しました。
米国保護観察所によると、エルム被告は4月以降、新たな違反を起こしておらず、また、エルム被告の地元の裁判所の事件が却下されたことを示しています。
このローカル事件は、2020年3月に起きた軽犯罪の家庭内暴力事件に関するものでした。エルム被告は、グアム銀行の駐車場で女性を殴り、マンギラオのPay-Lessスーパーマーケットの駐車場まで引きずっていった罪に問われていたことえを、事件当時のグアム警察のスポークスマン、ポール・タパオ巡査部長は述べています。
グアム高等裁判所での訴訟が却下されたことを受けて、連邦政府は地方裁判所での違反容疑のうち1件を却下しました。
残りの違反行為により、エルム被告は最大1年の禁固刑を受けることになり、これまで7ヶ月間服役していました。
しかし、この6ヶ月間、エルム被告は順調に推移し、入院治療プログラムを卒業する準備ができています。これを踏まえて、エルム被告の弁護士であるカーティス・ヴァンデベルド氏は、タイムサービスを推し進めました。
米国検事総長補佐のマリビック・デイビッド氏と米国保護観察所は、この要求に反対せず、タイムサービスの勧告に賛成しました。
ボーダロ判事は、タイムサービスを推奨することに同意し、外来治療を続けることを条件に、入院治療から数日早くエルム被告を釈放しました。ボーダロ判事は、「外来治療も同様に重要である」と述べています。
エルム被告は釈放のまま
エルム被告は8月19日にフランシス・タイディンコ-ゲートウッド裁判長のもとに出頭し、判決の勧告についての処分公聴会に臨みます。