＜グアム＞NEXの元店員が261万ドルの窃盗で懲役2年の刑
米海軍基地グアムにあるNEXの元店員が、雇用主から25万ドル以上の物品を盗んだことを認めたため、米国刑務所局の施設で2年間過ごすことになりました。
官給品窃盗の16件の罪を認めたジェシー・クルス・カマチョ被告は、水曜日にグアム地方裁判所のフランシス・タイディンコ-ゲートウッド裁判長から判決を受けました。
カマチョ被告は、「当時、間違っていることはわかっていました。しかし、とにかくやってしまった」とカマチョは語りました。「ソフトボール・チームのような慈善団体に寄付したこともあります。自分のしたことが間違っていることはわかっています。もう二度とやりません。私の人生をひっくり返してしまったので、今はその代償を払っています」
弁護人のジョン・ゴーマン氏は、心臓、肺、声帯に影響を及ぼす重度の病状を理由に、クライアントに18ヶ月の刑期を与えるよう求めました。カマチョ被告は、裁判官と検察官に腕にできた尋常性乾癬を見せました。
しかしながら、ベンジャミン・ピーターズバーグ連邦検事補は、2年の刑期は正当であると法廷で述べました。
「カマチョ被告は何年にもわたってこの職に就いていました。そもそも、彼はそこにいるべきではなかったのです。彼は申請書の中で、契約期間が満了したために軍を辞めたと国防総省に伝えています。彼は、数人の軍人に性的暴行を加えて数年間拘留された後、不名誉除隊になったことは指摘していません。彼はそもそも雇用を得るために偽装を行っていました。これは非常に巧妙な計画でした。これは何年もかけて意図的に計画されたものだったのです」ピーターズバーグ検事補は述べました。
虚偽の壁
カマチョ被告は、2016年6月から2019年10月の間に犯行があったことを認めています。NEXでは、返品された商品を受け取り、修理が必要な商品を記録し、必要に応じて修理施設に商品を輸送する役割を担っていました。
裁判資料によると、カマチョ被告はNEXの従業員としてのアクセスと特権を利用して、少なくとも16台の電子機器、すなわちApple MacBook ProsおよびMacBook Air、Microsoft Surfaceコンピュータ、iPad Prosの261,036.96ドル相当を盗む計画に従事していました。
検察は法廷で、捜査官がカマチョが盗品を隠した「偽の壁」を見つけたと述べました。彼らが目立たないように防犯カメラを設置するまで、カマチョ被告はその行為を捕らえられませんでした。
「これは一度だけ、出来心で行ってしまった……ということではなく、彼は25万ドルの装置を使って何度も何度もやっていたのです」と同検事は述べています。
「性的捕食者」
ピーターズバーグ検事によると、カマチョ被告は捜査官に対し、盗んだものを親戚や高校生のティーンエイジャーに渡したと話しているとのことです。彼は、カマチョ被告の「慈善的な動機」による犯行に反論し、カマチョ被告が1990年代初頭に仲間の軍人3人に性的暴行を加えて有罪判決を受けた後、レベル1の性犯罪者であることを取り上げました。
「彼らは19、20、21歳の若者で、彼は28歳くらいで、階級も高かった」と検事は言います。「今、彼は若い男の子や女の子にそれらのアイテムを提供するために盗んでいます」
同氏はまた裁判所に、カマチョ被告が学校の補助員として働くために犯罪歴を偽っていたが、それが発覚して解雇されたとも伝えました。
「我々がここに抱えているのは、性犯罪者の非常に不穏なパターンです」と彼は言っています。
Tydingco-Gatwood判事は、カマチョ被告が2つの仕事で騙していたという検察側の主張に同意しました。
「あなたはNEXから盗んだ。たとえ動機が良くても……肝心なのは、それが自分のものではなかったということです」とTydingco-Gatewood判事は語りました。
カマチョ被告は、連邦刑務所の施設に指定された後、連邦保安官に自首するつもりです。
裁判所は、ワシントン州のシータックでの服役を推奨しました。
また、被告は盗まれた商品の代金を全額、NEXに返済するよう命じられました。
「今回の起訴と判決は、この犯罪の深刻さを物語っています。私たちは、NEXのロス・プリベンション（盗難防止措置）の警戒心と捜査努力を賞賛します。NCISとの連携により、連邦政府所有物の紛失に関わる犯罪行為を効果的に検知し、抑止することができます」とグアム・北マリアナ諸島地区連邦検事のショーン・アンダーソン氏は述べました。
カマチョ被告はまた、出所後も2年間の監視下に置かれる釈放となります
