＜サイパン＞議長が下院委員会の法廷侮辱罪の認定を行う
エドマンドS.ビラゴメス下院議長は、ラルフD.トレス知事が立法府の召喚状に対して侮辱罪にあたるとの下院委員会の見解を認定しました。
水曜日にエドワード・マニブサン検事総長に送った書簡で、議長は、「この侮辱罪の事例」を起訴するために検事総長に照会すると述べました。
下院司法・行政運営委員会は火曜日、召喚状に従って委員会に出頭しなかった知事を法廷侮辱罪に問うことを全会一致で決議しました。
先月、知事の行政補佐官であるフランセス・デラクルス氏は、証言免責と行政特権を行使し、議員の質問に答えることを拒否したため、委員会により侮辱罪が認定されました。
議長はまた、デラクルス氏の法廷侮辱罪を認定し、起訴するために検事総長に委ねました。
CNMIの法律によると、「侮辱罪で有罪判決を受けた者は、1000ドル以下の罰金か、1年以下の懲役、またはその両方を科せられる」とあります。
マニブサン検事総長に送った水曜日の同議長の書簡の中で、同氏は知事が、12月10日金曜日に聴聞会を設定した委員会が発行した召喚状に従わなかったと伝えました。
知事は、法律顧問のギル・バーンブリッチ氏を通じて、行政特権を行使し、委員会に「交渉と調整のプロセスを行う」よう要請しました。
同法律顧問は、知事が「JGOの調査の範囲内で合意された問題を議論するために、自発的にJGO委員長と会うことに同意する」と述べました。しかし、「知事の証言は宣誓のもとに行われることはない。委員会からJGO委員長だけが出席し、質問をするものとする。ビラゴメス下院議長も参加させ、敬意と平等な議論の機会を促進する」と同弁護士は伝えました。
委員会は知事の提案を拒否しましたが、12月14日（火）午前10時30分に知事が自主的に現れることは「認める」としました。
しかし、Facebookに投稿されたビデオで、知事は「不公平で違法な政治的聴聞会に（自分を）参加させない」と述べました。
行政府は「連邦憲法のもとで独立した平等な行政府であり、平等に扱われなければならない……」と知事は述べています。 「知事職は立法府、ましてや下院の制御不能な委員会の行き過ぎた行為に従属させられるべきでないし、させられない。私は、知事としての私の権利だけでなく、憲法上の知事制度を守るため、ひいては将来の知事を、将来の議会による恣意的な行き過ぎから守るために、これを行う」
ビラゴメス下院議長は、検事総長への書簡の中で、知事は「自分の行為が侮辱罪にあたる危険性を無謀にも無視し、委員会の提示した融和策をはねつけた」と述べています。
同議長はまた、委員会が知事の異議申し立てを裁けなかったという知事室の主張にも反対しています。
「そうではありません。議長（セリーナ・ババウタ議員）は、テレビ中継された公聴会の記録や弁護士への書簡の中で、委員会が知事の異議申し立てを検討し却下したことを。何度も、何度も述べています」と同議長は述べました。
ビラゴメス議長は、CNMI憲法には三権分立の原則があるが、連邦政府の原則を正確に反映しているわけではないと言っています。
さらに同氏は、他の法域では、州議会委員会が発行した召喚状には知事が応じる義務があるとされていると述べました。
「トレス知事は、一般的に行政特権を主張しているが、彼は証言にさえ出ていない。ましてや、特権があると信じている話題や文書を列挙していない」と同氏は言います。
ビラゴメス氏は、召喚状が広範囲に及んでいるという知事の主張について、「根拠がない」と評しました。
議長によると、委員会はそれに応じて召喚状を執行しました。
下院議長は、2004年の知事室対特別委員会のコネチカット州最高裁判所の判決（「特別委員会の調査、271 Conn.at 595」）を引用して、「知事室という組織への敬意と、各支部間の友好のためにこそ、委員会は妨害と横暴に直面したときに示した抑制と忍耐をもって行動したのです。しかし、知事にはほとんど選択の余地がなかった。立法委員会が知事から証拠を入手する能力は、三権分立の原則を阻害するものではなく、それを促進するものである」と述べました。
