＜グアム＞GMHAがMedHealthとの契約を終了
グアム記念病院局は、病院の収益サイクル管理を支援するために2021年に雇われたコンサルタント、MedHealth Solutions（メドヘルス・ソリューション）との契約を終了することを選択しました。
GMHAの法律顧問ジェレマイア・ルーサー氏によって書かれた契約解除通知は、11月3日付けのものです。
GMHAは、MedHealthが提供するサービスの月ごとのコスト、契約を継続する潜在的な利益、当局の収益サイクルを管理する病院スタッフの現在の能力を検討したと記載されています。
「結論は2つあります。第一に、GMHAの収益サイクルを管理する能力は、契約を終了することを正当化できるほど成熟しているということです。第二に、メドヘルス社がGMHAに提供するサービスの価値に対して予想されるコストは、契約の継続を正当化するものではないということです」とルーサー氏は述べています。
MedHealthのCEOであるグレン・ヘルメス（Glenn Hermes）氏はグアム・デイリーポスト紙に、同社はGMHAの決定に同意せず、病院当局と正式に関わり、再考を要請しようとしていると語りました。「サービス契約はGMHAにとって有益で、コミュニティにとっても有益だと感じているからです」
「MedHealthは、回収と病院の収入の驚異的な増加をもたらした契約の下で完全に実行されていると信じている」とHermes氏は述べています。
GMHAは、毎月の回収基準額720万ドルを超えて回収されたドルの12％をMedHealthに支払うことに合意していました。この基準額は、契約が始まる前の5年間の平均値から取られたものです。
さらに、コンサルタントには、MedHealthに照会され、GMHAに代わって支払いを得た未請求、未回収、拒否の請求の30％が補償されることになリます。
MedHealthとの契約は2021年6月下旬に開始されました。MedHealthの関係者によると、その間に回収の利益が指摘されているにもかかわらず、契約は少なくとも7カ月間支払われていません。
公共説明責任室が公表したGMHAの2021会計年度監査によると、同年の回収額は9860万ドルでした。
2022年のMedHealthの年末報告から、2021年度の残りの月のGMHAの追加徴収、毎月の基準額720万ドルを超える毎月の徴収は、合計約1220万ドルになりました。これは、7月から9月までの回収額です。
MedHealthによると、GMHAは2022年度にベースラインを上回る累積2330万ドルを回収しました。
ベースラインを上回る月々の増加額は契約月を通じて変動しますが、MedHealthによると、月間の総回収額は月平均約990万ドルに達しました。これは、毎月の基準額を約270万ドル上回るもので、12％支払契約だけでは、MedHealthへの支払額は毎月約32万4000ドルです。
MedHealthの報告書は、歳入課税省が行った差し押さえから20万ドルを抜いた690万ドルという新しい基準値の合意について触れていますが、これがいつ適用されたのかは不明です。MedHealthの回収追跡は、月720万ドルのベースラインを利用しました。
このコンサルタントは、GMHAに対して収益サイクル管理のトレーニングも行っていました。
解約通知でルーサー氏は、MedHealthとの契約は常に、コンサルタントのサービスが不要になる時点までGMHAスタッフのトレーニングを行うことを見越したスケジュールに基づいており、病院当局はその時点に達したと考えていると述べています。
この契約をめぐっては、いくつかの論争が起きています。
今年、グアム州議会議員に立候補して落選したグアム在住のケン・レオン・ゲレロ氏は、知事に対する市民告発をFBIに提出しました。彼の希望は、契約に関連するGMHAの金融取引について、不正影響・汚職組織法に基づく汚職防止捜査が開始されることでした。
知事室は、すぐにこの疑惑を虚偽であるとレッテルを貼りました。
