＜サイパン＞検察側：司法取引の申し出は12月31日まで
ラルフ・トレス知事を起訴しているJ・ロバート・グラスJr.（J.Robert Glass Jr.）主任検事は月曜日、上級裁判所に、被告との司法取引を提案したことを明らかにしました。
「この提案は12月31日まで有効です」と、臨時裁判長のアルベルト・トレンティーノ（Pro Tem Alberto Tolentino）判事の法廷公聴会で、司法長官補佐スティーブン・ケッセル（Steven Kessel）氏が加わった検察側テーブルでグラス氏は付け加えました.
グラス氏は裁判所法廷に、この裁判が 2 週間続くと予想していることも告げました。
バラエティ紙が伝えられたところによると、司法取引案は法廷に提出されなかったとのことです。
知事は法廷に出席し、弟のビクトリノ・トレス弁護士とビオラ・アレプヨ弁護士が代理人を務めました。
審理の中で、Tolentino判事は、2023年8月に裁判を予定するというTorres弁護士の要請を却下しました。
弁護士は、陪審員裁判を「早める」根拠はないとし、現在の日程では他のクライアントの裁判日程とぶつかると付け加えました。
これに対し、Tolentino判事は、「問題の迅速な解決は、（この事件に関わる）すべての人の利益になる……。2月13日が公判期日です」と述べました。
同裁判官は、1月13日が裁判所への他の動議の提出期限であると述べています。
また、1月30日の午後3時から公判前会議が予定されています。
2022年4月8日、検事総長事務所は知事に対して刑事訴訟を起こし、自身および/または妻であるダイアン・トレス（Diann T. Torres）夫人のビジネスクラス、ファーストクラス、その他のプレミアムクラスの航空券発行に関する公職における不正行為12件と窃盗1件を申し立てました。
訴状では、トレス知事が2018年4月から12月にかけて、自身と妻のダイアン・T・トレス夫人のためにビジネスクラス、ファーストクラス、その他のプレミアムクラスの旅行券を購入したことに関連して、9回にわたり「公職における不正行為」を行ったとされています。
訴状には、2018年4月から2019年5月30日の間に、知事が公費を使って2万ドルにのぼる旅費を支出したことに関する窃盗罪が含まれていました。
また、立法府の召喚状に従って出頭しなかったことに対する侮辱罪1件も申し立てられました。
知事は容疑を否認しています。
9月、トレンティーノ判事は知事に対する侮辱罪を確定を持たず棄却しました。
判事によれば、「特権的な機密情報の暴露が許されず、グラスがトレス知事をカウントXIV（侮辱）で起訴することはできない」とのことです。
「確定を持たず却下」とは 再提訴できることを意味します
