<づアム>台風マワーの被害をドローンで撮影
グアム大学と国立気象局グアム予報室が協力して、5月27日から6月8日にかけて台風マワーの余波を撮影しました。この台風は5月24日にグアムを襲いました。
UOGドローン隊、NASAグアム・スペースグラント、NASAグアム設立競争的研究刺激プログラム、太平洋諸島気候適応科学センターの遠隔操縦チームもプロジェクトに参加しました。
UOGの環境科学大学院生でNASAグアム・スペース・グラント研究員のジョネル・サヤマ氏によると、このプロジェクトで撮影された11,758枚の写真は、高精度のオルソモザイク地図を作成するために使用されるとのことです。オルソモザイク地図は、重なり合った複数の写真を組み合わせて、継ぎ目のない1枚の「モザイク」画像を作成します。
「このキャンペーンでは、複数のDJI Matrice 300ドローンとZenmuse P1センサーを含む高度なドローン技術を活用し、高精度の調査データを提供しました」とサヤマ氏。「このような最先端のツールを使えば、研究者はズームインして高解像度のビジュアルを見ることができ、台風の強風に耐えた樹木の種類やそうでない樹木の種類など、具体的な詳細をピンポイントで特定することができます」
NWSグアムの科学・運用担当官であるブランドン・アイドレット氏も、この新しい形態の写真がどのように使われるかを説明してくれました。
「詳細な空撮画像によって、瓦礫や倒木のためにアクセスすることが困難であったり、危険であったりするような、被害の大きかった地域を見ることができるようになりました。このパートナーシップは、最先端のツールを活用し、嵐の影響の程度を理解するのに役立つデータを提供し、将来の軽減策を導くための出発点となる可能性のある協力の力を示しています」