＜サイパン＞「判決はNMI全体の勝利」

（サイパントリビューン）

CCCはIPIのカジノライセンス剥奪のための公聴会を再開することができる。

コモンウェルス・カジノ・コミッション（CCC）は、これを「CNMI全体の勝利」としています。

同委員会は昨日、米第9巡回区控訴裁判所が、インペリアル・パシフィック・インターナショナル(CNMI)LLCに対する苦情を仲裁に委ねるようCCCに強制したNMI連邦地方裁判所の命令を覆す判決を下したことを歓迎し、CCCにとって「とてつもない勝利」であると述べました。

CCCの顧問弁護士を務めるKeisha Blaise検事総長補佐は、昨日の月例会議でCCC委員に対し、第9巡回控訴裁の判決は基本的にCCCがIPIの独占カジノライセンスを取り消すための審理を再開し、取り消し審理を進めることができることを意味すると述べました。

CCC理事会のエドワード・C・デレオン・ゲレロ議長は、第9巡回控訴裁の判決は、コモンウェルスのカジノゲーミング規制を執行する委員会の権限を強化するものであると述べています。

Blaise氏は理事会に対し、同日（昨日）午前、第9巡回控訴裁からIPI問題に関する連邦地裁の判決を破棄し、連邦地裁に差し戻したとの通知を受け取ったと伝えました。

Blaise氏によると、第9巡回控訴裁は、仲裁は必要なく、ライセンスの取り消し／停止に関する決定は委員会に提出されるべきであるとCCCに同意しました。

「私たちは戦略について話し合うこともできるし、何をするにしても、最終的には委員会の前に戻ることになる」とブレイズ氏。

CCCの戦略や次のステップについては、非公開のセッションで話し合うことができると言います。デレオン・ゲレロ氏はIPIに対する5件のCCCの申し立てから身を引いているため、それがどのように機能するかについて話し合うことができるとブレイズ氏は付け加えました。

「いいニュースです。我々は勝ったんです！」とブレイズ氏は語り、会議に出席していた4人の委員から拍手を受けました。島外にいるデレオン・ゲレロ氏はオンラインで会議に参加しました。

委員たちは、ブレイズ氏とアリソン・ネルソン検事総長補（検事総長室民事課長）を「よくやった」と賞賛しました。

DeLeon Guerrero氏は、ゲーミング規制違反に対してライセンスを取り消す権限を行使することになるCCCを強化するものであり、CCCにとってとてつもない勝利だと述べました。

DeLeon Guerrero氏は、以前、CCC事務局長としてこの事件を起訴したため、この訴訟から退いたと述べました。

ラモン・M・デラクルス委員は、委員会の法的および受託者責任により、委員会が勝訴することは最初からわかっていたと述べています。

デラクルス委員は、これは委員会だけでなくコモンウェルス全体にとって大きな勝利であると言います。「私たちの運営に批判的だった人たち全員に、私たちは自分たちのしていることを本当に理解しているのだということを示すことができる」と同氏は付け加えました。

マリアーノ・タイタノ委員も他の委員と同じ感想を述べました。「デレオン・ゲレロ氏がサイパンに戻って、シャンパンを分かち合えるのが待ちきれない」と同氏。

マーティン・T・メンディオラ委員は、法律顧問が委員たちのために熱心に働いてくれたが、その成果は委員会だけではなかったと語りました。メンディオラ氏は、カジノ産業の規制機関としての委員会の機能という点で、本当の影響はコモンウェルス全体に及ぶと述べました。

ラファエル・S・デマパン副議長によると、これはまだ係争中の案件があるため、判決が下された一件に過ぎないとのことです。

CCCは、IPIの仮差し止め命令と仲裁強制申し立てを認めたラモーナ・V・マングローニャ連邦地裁判事の2022年8月の決定を不服として第9巡回区に控訴した。CCCは第9巡回区に対し、マングローニャ氏の決定を見直し、覆すよう求めました。

Manglona判事が認めた仮差し止め命令は、カジノ投資家が仲裁の権利を追求する間、CCCがIPIの独占カジノライセンスを取り消すことを禁止しました。

仲裁とは、裁判手続きによらずに意見の相違を解決するために、2つの当事者が1人以上の仲裁人を決めて紛争を解決する手続きでです。ハワイ州ホノルルでの3日間の仲裁審問は先月終了しましたが、仲裁人トーマス・J・ブリュワー氏は昨日の時点でまだ決定を下していません。

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2023年6月30日