＜サイパン＞「タッチバック」は連邦政府が資金提供するプロジェクトに影響する
ガラパンのパセオ・デ・マリアナス改良プロジェクトの一部である道路で作業するUSAファンター社のリック・デ・ヴィラ氏。
写真：Emmanuel T. Erediano
計画開発局のエリザベス・バラジャディア局長とレイ・N・ユムル公共事業局長は、日曜日に別々のインタビューに応じ、「タッチバック」規則による建設労働者の離職は、連邦政府が資金提供する島々の多くのプロジェクトに影響を及ぼすと述べました。
「これらのタッチバックは、ガラパン観光地区の活性化を含む多くのプロジェクトに影響を与えるだろう」と知事室の資本改善プロジェクト管理者でもあるバラジャディア氏は語りました。
バラジャディア氏は、ガラパンのパセオ・デ・マリアナス整備プロジェクトの請負業者であるU.S.A.ファンターと話したところ、タッチバック・ルールのために島を去らなければならない労働者の代わりに、すでに新しい建設労働者を雇用しているとのことだったと彼女は話しました。
「ですから、すべての請負業者が同じことをしてくれることを願っています。なぜなら、私たち全員がこのタッチバックについて知っているからです」と彼女は述べました。
タッチバック規定では、雇用主はCW-1ビザ保持者を3年ごとに母国に送り返すことが義務付けられています。その場合、CW-1ビザ保持者は最低30日間米国外に滞在しなければなりません。しかし、更新申請の手続きには最長で7ヶ月かかります。
バラジャディア氏は、ガラパンの活性化プロジェクトは連邦政府資金による1100万ドルの事業であると指摘しました。
あるU.S.A. Fanterの従業員が金曜日にバラエティ紙に語ったところによると、15人の建設労働者がタッチバック・ルールの影響を受けているが、彼らはガラパンに配属された労働者ではないとのことです。
GPPC Inc.は、同じく連邦政府資金によるビーチロード改良プロジェクトの第3段階と第4段階の請負業者です。
DPWのユムル局長によると、GPPCの134人の従業員のうち93人は、タッチバック・ルールに従って島を去らなければならないとのことです。
プロジェクトのフェーズ3と4はサンノゼのJ’sレストランから始まり、ガラパンのアメリカン・メモリアル・パーク交差点まで続くものです。
「大きな影響です」とユムル氏は建設労働者の「出口」について語りました。
ユムル氏は、DPWの連邦道路課の担当官と職員が今週、DPWの全プロジェクトの請負業者と面会し、建設労働者の状況について「最新情報を入手」し、現在進行中のプロジェクトに対するタッチバック・ルールの影響の程度を判断すると述べました。
ユムル氏によれば、DPWが最も懸念しているのは、ビーチロードの改良プロジェクトの遅れであるとしています。
ユムル氏によれば、幸いなことにタロフォフォの国道36号線道路プロジェクトはほぼ完成しているとのことです。請負業者のRNVコンストラクションは、タッチバック条項の影響を受ける建設労働者を相当数抱えています。
レイラ・スタフラーCNMI労働局長は以前、調査と予測に基づき、2023年9月がタッチバック条項により最も多くの離職者が出る可能性があると述べました。
「特に、医療・福祉サービス分野で大きなニーズがあると見ています」と彼女は言います。
スタフラー氏はまた、CNMIには現在10億ドル以上の建設プロジェクトが予定または進行中であるが、「タッチバック」条項がなくても、島には十分な建設労働者がいないと指摘しました。
アーノルド・パラシオス知事は、米国議員に対し、タッチバック条項の撤廃または実施を延期するよう求めています。
3月、グレゴリオ・キリリ・カマチョ・サブラン米下院議員は「コモンウェルス限定の暫定労働者の米国外滞在要件を修正する」H.R.1420を提出しました。この法案は米国下院で審議中のままです。
