＜サイパン＞被収容者の脱走で内務調査が行われる
「内務調査が開始され、（被収容者の）護送に携わった警官は、さらなる調査が行われるまでの間、休職となった」とアンソニー・トレス矯正局長は金曜日に声明で述べています。
ジョーイ・マラティタという被収容者は、水曜日の夕方、コモンウェルス・ヘルス・センターで治療を受けている最中に脱走し、4時間近く経ってから逮捕されました。
マラティータ被収容者は逃亡の罪で起訴されたとトレス氏は言い、今後の行動計画について付け加えました。
「脱走事件後の事後措置計画は、通常、事件を取り巻く状況を包括的に検討し、今後同様の事件が発生しないよう、改善すべき点を特定することを目的としている」とトレス氏は述べました。
計画には以下のステップが含まれます：
1) レビューと分析。逃走、セキュリティの脆弱性、対応手順に関する入手可能なすべての情報を収集する。脱走に至る一連の出来事と、それに対処するために取られた当面の行動を分析する。
2) 弱点の特定 セキュリティ・プロトコル、物理的インフラストラクチャー、スタッフの手順、または脱走を容易にしたその他の要因における具体的な弱点を特定する。
3) 改善のための提言 特定された弱点に対処するための具体的な勧告又は行動項目を策定する。これには、セキュリテ ィ・プロトコルの更新、職員に対する追加訓練、手順の変更などが含まれる。
4) 実施。推奨事項が決まったら、提案された変更を実施するための責任を割り当て、完了までのタイムラインを設定する。
5) 研修と準備。改訂された手順やプロトコルを職員が熟知していることを確認するため、研修セッションを実施する。これには、新たな対策の有効性をテストするための準備訓練の実施も含まれる。
6) 継続的モニタリング。実施した変更の効果を評価するために、継続的なモニタリングとフィードバックのシステ ムを確立する。これには、定期的なセキュリティ監査、スタッフからのフィードバックの仕組み、セキュリティ手順の定期的な見直しなどが含まれる。
トレス氏は、「過去の事件から学び、同様の事件から守るためにセキュリティ・プロトコルを継続的に改善することが不可欠である」と述べました。
マラティータ被収容者の逮捕は「全社的な共同作業だった」とトレス氏は付け加えました。「しかし、記録に残しておくが、旧日本軍刑務所で受刑者を捕らえたのは、私の（矯正部の）警官たちである。私はこの通報に（現場に）駆けつけ、検問所に職員を配置した。私は…イノス［公安局］署長代理に、DPS-Rapid Response Task Forceを作動させ、NMIの裁判官のそれぞれの自宅に警官を配備するよう要請した。私は税関に追加支援を要請し、米国マーシャル・タスクフォースを作動させた。私がDPSの司令部に向かう途中、私の（矯正部の）警官がマラティータ被収容者を逮捕した…」とトレス氏は言っています。
「このようなことが起こり、皆が協力的に集まったことは、コモンウェルスとしてあるべき姿だと言える。危機の時には協力し合うべきです。残念ながら、このようなことは世界の他の地域でも起こっています。これは私たちが学べることです」と同氏は付け加えました。
マラティータ被収容者はCHCから医学的許可を得ており、隔離されていた矯正施設に戻ります。
健康保険の相互運用性と説明責任に関する法律（HIPPAA）のため、トレス氏はマラティータ被収容者が水曜日の夕方に病院に運ばれた理由を明かしませんでした。連邦法であるHIPPAAは、機密性の高い患者の健康情報を保護するために制定されました。
マラティータ被収容者の逃亡に先立ち、ジョセフ・N・カマチョ高等裁判所副判事は、保釈金を1万ドルから2,000ドルに修正し、2,000ドルの保釈金の10％または200ドルを支払うことを認めるという拘留者の要求を却下しました。
マラティータ被収容者は、1月17日にチャチャ・オーシャンビュー中学校で一時的接近禁止命令に違反し騒ぎを起こし、学校が封鎖された容疑で起訴され逮捕されました。
