＜グアム＞上院議員による電力コスト削減策の議論
上院議員は月曜日、料金支払者のための電力コストを削減する計画について議論を始めました。
法案212は、グアム電力公社が、2012年に発行した債券の一部を、低金利で借り換えることを可能にするものです。GPAのマネージャーは、この借り換えがなければ、電力料金は、約2.9％上昇せざるを得ないと述べています。
しかし、GPAの幹部は、月曜日、法案に変更が加えられたことを知らなかったと述べ、それは、料金支払者の節約額が少なくなることを意味すると述べました。
GPAは当初、社債の支払いを2034年から2044年まで、さらに10年延長することを望んでいました。この措置により、2024年から2030年までのGPAの年間負債サービス支払額は4700万ドルから約3200万ドルに減少すると予測されていました。
GPAのJohn Benaventeゼネラルマネージャーは、1,500万ドルの削減は、2024年までに新しい発電所を稼働させるための短期的なコストを相殺するために必要であると述べています。
修正案は、長期的にはさらに3,000万ドルの節約に相当します。しかし、年間支払額を400万ドル削減するだけで、債券の支払いは延長されません。
ベナベンテ氏によると、GPAはその差額1100万ドルを新発電所の費用として捻出しなければなりません。また、1500万ドルの支払い削減を達成することは、GPA社が新発電所を稼働させるために公益事業委員会が要求した条件でもありました。
その場合、顧客の節約になるのは2030年以降になります。
「そうなると、現在の顧客、つまり2025年の顧客は、皆のキャッシュフローを管理する代わりに、負債を返済するために高い料金を支払うことになる」とベナベンテ氏は言っています。
懐疑的
しかし、GPA関係者が求めている借り換えスキームに懐疑的な議員もいました。
テレーズ・テラヘ議長は、法案の委員会報告を引用して、現在1000キロワット時を使用する平均的な料金支払者は、月に268ドルを支払っていると述べました。それが、新しい発電所が稼動すれば月222ドルに減るが、GPA社の社債を借り換えたところで、そのコストは月2ドルしか減らないとしています。
「消費者の節約にはならない。GPAのために他の多くのことをすることになるかもしれないが、消費者にとって必ずしも大きな金額にはならないだろう」とTerlaje氏は言います。
料金支払者は2024年までコスト削減を得られないと言います。
「年間24ドルの削減、それは5万人以上の顧客、それは多くの節約です」と
クリント・リッジェル上院議員は、GPA社が望んでいた借り換え方式では、2035年に年間債務返済額が1600万ドルになり、本来なら支払いがゼロになるはずだと指摘しました。2041年には、約2700万ドルを支払うことになると言います。
Benavente氏は、GPAが2030年までに再生可能エネルギー容量を約585メガワットまで増やすため、そのギャップを埋めるためにGPAの要求する計画が必要であると述べました。そうなれば、燃料費の削減により、電力料金は下がるでしょう。
ジョー・サン・アグスティン上院議員は、GPAの要求に沿うように法案を修正すると述べ、「しかし、なぜそれが必要なのか、私の同僚とグアム国民を納得させることが必要だ」と述べました。
修正案は、月曜日の午後6時に可決されました。
