＜グアム＞FBI：サイバー犯罪の「安易なターゲットにならないようにしよう
FBIのスティーブン・メリル特別捜査官は、サイバー攻撃はビジネスを混乱させ、損害を与える可能性があると指摘し、企業がインターネット犯罪の標的にされている疑いがある場合は、できるだけ早くFBIに連絡するよう奨励しました。
メリル氏は、デュシタニ・グアム・リゾートで開催された「グアム銀行業界講演会」で、「迅速かつ積極的な事件の報告なくしては、すべての関連情報を把握することはできません」と述べました。「私たちが協力することで、企業の重要なインフラを保護し、悪意のある行為が誰かを傷つける前に停止させることができます」
銀行が顧客を対象とした2回目の「インダストリー・トーク」を開催しました。どちらのイベントも、サイバーセキュリティの問題に焦点を当てています。
銀行の上級副社長レスリー-アン・レオン・ゲレロ（Lesley-Anne Leon Guerrero）氏は、火曜日のイベントについて「私たちは、地域社会に提供するものがたくさんあると感じています。これは、さまざまな業界の多くの人々に影響を与えるホットな話題に光を当て、価値を付加するもう一つの方法です」と述べました。「今回のイベントでは、インフラ以外の部分、人的リスク、ビジネスメールの漏洩、暗号通貨など、一般消費者が共感できるような内容になっています」と同氏は述べています。
ホテルのボールルームに集まった企業代表者を前に講演したメリル氏は、ランサムウェアを使ったサイバー犯罪者は、国家の重要インフラに最も直接的な影響を及ぼしていると言います
「ランサムウェアは、ハッカーが誰かのデータを盗み、それを人質にするという、まさにその名の通りの手口です。一般的には、データを暗号化し、解放前に身代金の支払いを要求します」
自らを守るために、企業はFBIへの連絡を含むサイバー・インシデント対応計画を作成し、実践する必要があるとメリル氏は言っています。メリル氏は、サイバー攻撃の多くは、悪質なリンク、電子メールの添付ファイル、テキスト、電話などに誰かが反応することに依存していると述べました。
メリル氏は、「サイバー衛生」を実践することで、簡単に標的にされないようにしようと話しています。つまり、多要素認証や複雑なパスワードの使用、アクティブなバックアップ、ソフトウェアの更新を怠らないことです。
また、従業員は未知の添付ファイルやリンク、予期せぬポップアップをクリックする前に、ゆっくりと考える必要があると彼は言います。
「熟練した敵があなたを捕まえようとするならば、彼らはその方法を見つけるでしょう。そのため、侵入されたと感じたら、すぐにFBIに連絡することが重要です」と同氏は述べています。「FBI全体として、サイバー犯罪者に対抗し、被害者を支援するための能力を備えています」
