<グアム>シンショウ会高僧、マリアナ観光大使に就任
1982年以来、マリアナ諸島への慰霊巡礼を続けている日本の団体「シンショウ会」のナカニシ・コウショウ管長が7月22日、サイパンの名誉マリアナ観光大使に任命されました。
第二次世界大戦中にサイパンでの戦いで命を落とした人々を追悼する重要な場所であるバンザイクリフで行われた同会の慰霊祭の後、マリアナ政府観光局のクリストファー・A・コンセプシオン局長により、中西康祥管長にこの称号が授与された。
「日本とマリアナ諸島の歴史的な絆を再確認し、世界平和を推進するメッセージを発信しているナカニシ・コウショウ大僧正と真正会に対する感謝のしるしとして、ナカニシ・コウショウ大僧正をマリアナ諸島観光名誉大使に任命することを喜ばしく思います。シンショウ会の皆様とは、今後とも強い絆で結ばれることを期待しています」とコンセプシオン局長は述べました。
ナカニシ氏には、「北マリアナ諸島連邦と日本との関係に対する献身、コミットメント、サポート」を称える盾が贈られました。
同氏はまた、米国議会表彰状と日本政府からは旭日小綬章を受章しています。
2013年に逝去した祖母のヒラタ・テルミ氏の後任としてシンショウ会会長に就任。ヒラタ氏は2008年にマリアナ諸島名誉観光大使にも任命され、年2回のサイパン旅行の継続に尽力しました。1988年には、バンザイクリフに平和観音像と納骨堂を建立しました。
シンショウ会のメンバーの多くは、戦争で亡くなった日本兵や民間人の直系の子孫です。長年にわたり、6,000人近くが慰霊団の一員としてサイパンを訪れています。