＜グアム＞10歳少女誘拐・強姦事件で懲役15年の求刑を受けた再犯者
2019年に10歳の少女を誘拐・強姦したとして、3度目の刑事事件で起訴された性犯罪者が、第1級犯罪性行為を第1級重罪とし、最長15年間収監する司法取引に踏み切っていることが分かりました。
ポール・マフナス・ジュニア被告（56）は月曜日、グアム高等裁判所のマリア・センゾン判事の前に、自分の罪を認めることを希望して出廷しました。
しかし、裁判所は、マフナス被告が、第1級および第2級犯罪性行為、第1級犯罪性行為未遂、誘拐の2件の容疑と、脆弱な被害者に対する犯罪遂行、重罪遂行中の殺傷武器所持または使用という特別疑惑で、最初に大陪審によって起訴されたことを指摘し、この司法取引にいくつかの懸念を共有しました。
検察側との司法取引では、ほとんどの起訴内容を破棄することになっています。
25年の実刑判決です‘が、15年を除いて執行猶予がつくという内容です。
「この特別な司法取引の根拠は何なのか」とセンゾン判事は尋ねました。「なぜ、裁判所はこの司法取引を受け入れなければならないのですか？」
「もし裁判になった場合、被害者の証言は彼女にとってトラウマになるはずです。この司法取引は、マフナス被告との間で起こったことに対する被害者のストレスを軽減するものです」と検察側弁護士のショーン・ブラウン氏は言います。「被害者が起訴状の内容をすべて証言できるかどうかはわからない」と同氏は付け加えました。
ブラウン氏は、マフナス被告が刑務所から出所できるようになるには70歳を超えるだろうと指摘しました。
「刑期が長ければ、出所時には72歳になってしまう。この時点でほぼ終身刑だ」と弁護人のスティーブン・ハットリ氏は言います。「出所時の年齢を考えれば、彼の司法取引は納得のいくものです」
裁判所は、Mafnas被告が1995年と1996年に報告された、13歳から18歳の4人の被害者に対する同様の性行為の犯罪で有罪判決を受けたと指摘しました。彼は2014年に刑務所から出所し、仮釈放となりました。
裁判官室で両者との短い話し合いの後、センゾン判事は、後の審理で司法取引を検討する意思があると述べました。
検察によると、被害者の家族はこの合意を知っており、審理に出席しないことにしたとのことです。
マフナス被告は2019年4月、タムニンの廃駐車場で被害者を無理やり車に乗せ、レイプした疑いがあることが捜査当局に知られ逮捕されました。
