＜サイパン＞IHグループ、IPIとの契約を「慎重に検討中」
韓国のIHグループは、最近インペリアル・パシフィック・インターナショナル（Imperial Pacific International）と協定を結びましたが、サイパンの苦境にあるカジノ運営会社との投資協定を「慎重に見直している」としています。
5月、IHグループはIPIにカジノ再開のための資金を提供し、給与支払いなど業者への義務の一部を支払うことに同意しました。
週末に通訳を介して行われたインタビューで、IHグループのキュウナム・キム会長は、投資計画は「問題なく順調に進んでいる」と述べました。
しかしながら、同氏は、現在、IHグループとIPIの間に「二者間契約」があるが、「迅速な投資約束」の実施に係る契約には「慎重に検討すべき事項がある」と述べました。
キム氏は、両社の間に利害の対立が生じたり、IHグループが契約を解除する理由となるような事情があれば、出資金を取り戻すことは不可能であると言います。
そのため、「初期投資実行の詳細な検討と予想される問題についての相互交渉が必要だ」と同氏は述べました。
詳細を尋ねられたキム氏は、「IPIと調整する前に公開することは望ましくないと思う」と答えました。
IHグループは、IPIの信頼に感謝していると同氏は言います。しかし、「資金の移動は合法的なものでなければならず、問題を残してはならない」と付け加えました。
同氏によれば、IHグループが「起こりうる問題を正確に認識した上で進める」ことが非常に重要であるとしています。
また、キム氏は「両社が協力し、長期的な計画を共有することは、きっと有益なことだろう。韓国政府も、多額の資金が海外に流出した場合、詳細な調査手続きが必要なため、（私たちは）……待つことが求められている」と話しました。
IHグループはこれらの問題を解決するために協力するつもりなので、「企業の事務弁護士と相談しながら慎重に選択することが…非常に重要である」と述べています…。
また、IPIへの投資予定額は「約1億5000万ドル」であることを確認しました。
同氏は、IHグループがCNMI政府とその機関に「これまでのすべての援助と関心に感謝している」と述べました。
IHグループは、CNMIの「主要なビジネスに興味がある」とキム氏は付け加えました。
「IHグループは、CNMIとロタ島の多くの人々との個人的な関係から始まりました。しかし、今は、（私たちは）観光ビジネスに興味の範囲を広げています」と同氏は語っています。
政府の保証と支援は、ここでの経済活動に貢献できる最も必要な要素になる」とキム氏は付け加えました。
IHグループの投資プロジェクトが始まった場合、同氏は、多くのIHグループ社員がコモンウェルス連邦移民局の手続きを経ることになると言います。
同氏は連邦入国管理局が助けになると述べましたが、「重要な人物が突然の帰国を余儀なくされることがあります。我々はこの問題への協力をお願いしたい……」と付け加えました。
