＜グアム＞新法案はペットのマイクロチップ装着義務化、その他の改革を提案
新法案は、一定年齢以上のすべてのペットにマイクロチップ装着を義務付けるとともに、放し飼いにされているペットが「凶暴」と認定される場合や、その動物に餌を与えたり保護したりした場合に「飼い主」と認定される場合について、より厳しい規制を課すことを提案しています。
グアム・アニマルズ・イン・ニード理事会のローレン・カブレラ会長のコメントによると、この法案はグアムにおける犬の過剰繁殖に対処する一助となるとしています。
グアムの法律では、すでに飼い主にペットの免許を義務づけており、現在、ペットが着用する首輪やハーネスに免許証のタグを付けることも義務づけています。
ウィリアム・パーキンソン上院議員の法案148-37は、鑑札を廃止し、代わりに生後3ヶ月以上のすべてのペットに国際標準化機構準拠のマイクロチップを埋め込むことを義務付けるものです。
パーキンソン氏は、この法案はグアム農務省のチェルサ・ムーニャ局長の要請によるものだと述べました。
「私たちは、彼女と数カ月にわたってこの法案に取り組んでおり、（前）GAIN会長のサイラス・ラー氏にも意見を求めていました」
現会長であるカブレラ氏は、パーキンソン氏と直接この法案について話し合ったことはないが、グアム農業局長および準州獣医師マリアナ・ターナー博士と話し、全員がこの法案を支持していると述べました。
カブレラ氏によれば、グアムにおける犬の過剰繁殖の危機のため、法案148によって導入された修正が必要であるとのことです。
公衆衛生の問題
「犬の過剰繁殖は、動物福祉の問題や迷惑行為であるだけでなく、公衆衛生の問題でもあり、島や海洋の生態系に大きなダメージを与え、観光産業にも影響を与えることが証明されています」と彼女は付け加えました。
ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナルが2014年に実施したストリートドッグのベースライン調査では、グアムには61,000頭の犬がいると推定され、これは人口100人あたり40頭近くに相当します。約24,500匹がストリートドッグと推定され、飼い主の有無にかかわらず、屋外で飼われている犬と定義されました。
カブレラ氏は、グアムには現在7万頭ほどの犬がいるはずだとコメントしました。
「マイクロチップ装着の義務化および本法案のその他の改正により、より責任あるペットの飼育が促進されることを願っています。グアムには、農務省の動物管理官とGAINのスタッフによる素晴らしいチームがあり、これらの変更は、よりインパクトのある持続可能な変化をもたらす助けとなるでしょう」とカブレラ氏は語りました。
マイクロチップの義務化に加え、法案148は、動物の飼育に関するグアム法に、主に規制の強化に関連するいくつかの改正を導入しています。
この法案では、押収されたライセンスを持つペットを飼い主が引き取る日数が、10日から3日に短縮されます。無免許のペットの飼い主は、免許を取得し、無免許のペットの費用と飼育費を支払うことで、現在の3日間ではなく24時間以内にペットを引き取ることができます。
グアムの法律では、押収された免許のあるペットも免許のないペットも、それぞれの期限までに飼い主が引き取らない場合は、里親に引き渡されるか、人道的に処分される可能性があるとされています。
法案148はまた、放し飼いにされているペットが悪質と判断され、監禁を命じられるまでに人を噛む回数を2回から1回に減らします。また、飼い主とみなされるまでに、人や団体が動物に餌を与えたり保護したりできる回数も、連続3日間から1日間に短縮されます。
