下院、予算案拒否撤回に失敗
下院議員は昨日、知事の2009年度予算案拒否を覆すことが出来ませんでした。
この知事の拒否権撤回動議は14名の賛成票が必要ですが、投票は10名のメンバーが賛成、8名が反対でした。
この撤回動議に反対したのは、下院議会リーダーのジョセフ・N,カマチョ氏(共和党サイパン)、少数派リーダーのオスカー・M.ババウタ氏(コビナント党サイパン)、デヴィッド・M.アパダン氏(共和党サイパン)、ロズモンド・B.サントス氏(共和党サイパン)、ジャスト・S.キュチュガオ氏(共和党サイパン)、レイモンド・D.パラシウス氏(コビナント党サイパン)、スタンレー・T.トレス氏(共和党サイパン)、ラモン・A.テブテブ氏(共和党サイパン)です。
ロタとテニアンの代表、ビクター・B.ホッコック氏(無所属)と、コビナント党のエドウィン・P.アルダン氏は欠席でした。
ティナ・サブラン下院議員(無所属)は、「正しい判断をとること」に失敗した同僚達によって失望させられたと述べ、知事の拒否権を覆せなかったことはCNMI島民の誤りであるとしています。
知事は収入計画が$148ミリオンに落ちているとして、$156ミリオンの予算案を拒否しました。
エド・T.サラス下院議員は、知事の拒否権を覆すことは政府支出に上限を課すことであると述べ「撤回できなかったことで、我々は引き続き$164ミリオンの予算決議に戻ることになる。その計画がわずか年間$148ミリオンしかないということは恐ろしいことである」としました。
サラス氏もまた、予算で用いられた計算に満足していません。
ハインズ・S.ホフシュナイダー氏は、政府は内閣の財務「濫用」と「超過」を妨げるための新たな予算を組まなければならないと述べました。
しかしながら、デヴィッド・M.アパダン下院議員は、「真実」の予算通過を望んでいたため、撤回動議には反対したと述べました。
同氏は同僚に内閣との会議を持つまで撤回動議への投票を延期するよう求めました。アパダン氏は「実際の予算を知るために、私は財務局長との会見を要請している」と述べました。
アーノルド・パラシウス下院議長は、昨年7月から、立法議員が「同じ予算問題」に関して内閣役員との会議を行っているとのことです。